関西福祉大学生らが能登で復興支援ボランティア
2024年08月22日
「災害・復興支援活動」をテーマに学ぶ関西福祉大学の萬代ゼミが、能登半島地震で被災した石川県でボランティア活動。瓦礫の片付けや復興支援活動拠点の環境整備などに汗を流した。
活動は8月8日から11日までの日程で行われ、ゼミ生に公募で集まった学生3人を加えた19人が参加した。一行は大型バスで能登へ向かい、ボランティアの受け入れ窓口となっている現地NPOの仲介で輪島市深見町で2日間にわたり活動。同町の復興支援活動の拠点となっている「深見センター」で清掃や除草、備品の運搬などに従事した。また、活動中に出会った被災者の依頼で急きょ被災家屋の瓦礫の撤去にも人員を投入。震災で倒壊したまま手つかずで残っていたブロック塀を片付けて、とても喜ばれたという。
「被災者の心に寄り添う支援のあり方」を事前に話し合い、能登へ向かった学生たち。彼らが猛暑の中、除草した広場では、その数日後に夏祭りが行われた。リーダーの松本颯馬さん(20)=社会福祉学部2年=は「被災された方からの『ありがとう』という言葉がとてもうれしかった」と現地での交流を思い返した。
一方、震災から7か月半が過ぎたにもかかわらず、地震で崩れたままの建物や道路は数多く、活動場所への移動は何度も道を迂回しなければたどりつけなかったという。長引く被害の大きさを肌で感じたという副リーダーの楠廉人さん(20)=同2年=は「災害への備えは、いくら対策しても、し過ぎることはないと思った」と実感を込めた。
掲載紙面(PDF):
2024年8月24日号(2564号) 1面 (6,142,600byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
今なお地震の爪痕が残る石川県内で復興支援活動を行った関西福祉大学の学生たち=萬代ゼミ提供
活動は8月8日から11日までの日程で行われ、ゼミ生に公募で集まった学生3人を加えた19人が参加した。一行は大型バスで能登へ向かい、ボランティアの受け入れ窓口となっている現地NPOの仲介で輪島市深見町で2日間にわたり活動。同町の復興支援活動の拠点となっている「深見センター」で清掃や除草、備品の運搬などに従事した。また、活動中に出会った被災者の依頼で急きょ被災家屋の瓦礫の撤去にも人員を投入。震災で倒壊したまま手つかずで残っていたブロック塀を片付けて、とても喜ばれたという。
「被災者の心に寄り添う支援のあり方」を事前に話し合い、能登へ向かった学生たち。彼らが猛暑の中、除草した広場では、その数日後に夏祭りが行われた。リーダーの松本颯馬さん(20)=社会福祉学部2年=は「被災された方からの『ありがとう』という言葉がとてもうれしかった」と現地での交流を思い返した。
一方、震災から7か月半が過ぎたにもかかわらず、地震で崩れたままの建物や道路は数多く、活動場所への移動は何度も道を迂回しなければたどりつけなかったという。長引く被害の大きさを肌で感じたという副リーダーの楠廉人さん(20)=同2年=は「災害への備えは、いくら対策しても、し過ぎることはないと思った」と実感を込めた。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2024年8月24日号(2564号) 1面 (6,142,600byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
《市民病院医療事故多発》「膿出し切る必要」現役医師が提言 [ 社会 ] 2024年12月21日市教委サーバがウイルス感染 一部データに障害 役者魂貫いた元赤穂観光大使 故木下通博さんの冥福祈る [ 社会 ] 2024年12月14日職員不祥事受け給与5%カット 市長「道義的責任」 [ 社会 ] 2024年12月12日次回は13年後 珍しい「土星食」 [ 社会 ] 2024年12月09日南海トラフ地震想定し大規模災害訓練 [ 社会 ] 2024年12月01日民間活力で観覧車再建計画 早ければ2026年秋にも 赤穂海浜公園 [ 社会 ] 2024年11月30日丸山サンビーチ駐車場 また過大徴収 JR播州赤穂駅「みどりの窓口」11月末で廃止 [ 社会 ] 2024年11月23日《兵庫県知事選2024》齋藤氏が再選 投票率大幅アップ [ 社会 ] 2024年11月18日《兵庫県知事選2024》赤穂市の期日前投票 前回の1・5倍 [ 社会 ] 2024年11月17日《市民病院医療事故多発》科長が治療実績の不正付け替え提案 丸山サンビーチ駐車場 一部利用者から過大徴収「精算プログラムの不具合」 [ 社会 ] 2024年11月12日悲嘆からの立ち直り支える「グリーフケア」 [ 社会 ] 2024年11月10日令和6年秋の叙勲 赤穂市から2人受章 [ 社会 ] 2024年11月03日
コメントを書く