パラ卓球全日本選手権で5連覇 関福大の北川雄一朗さん
2024年10月12日
パラ卓球の第16回全日本選手権大会(9月28・29日、東京都・赤羽体育館)で関西福祉大4年の北川雄一朗さん(22)=相生市那波野=が男子シングルス(車いすクラス3)で5連覇を飾った。
高い攻撃力で相手を圧倒するスタイルの北川さん。今季磨いてきたストレートの強打、バックハンドのバリエーションで得点を重ね、予選リーグから準決勝までの4試合すべてで3―0のストレート勝ち。過去に8連覇した実力者との対戦となった決勝は「流れが悪くなったときでも弱気にならず最後まで攻めきる」ことを意識し、3―1で下して栄冠をつかんだ。
今季の最大の目標としていたパラリンピック・パリ大会は世界ランキングが出場圏内に惜しくも届かず、また、これまで所属した卓球チームがメンバーの高齢化で解散するなど自身を取り巻く環境が変化した中で迎えた今大会。大学の卓球サークルの仲間たちが応援に駆けつけ、同級生がベンチコーチとして支えてくれた。
「大学のみんなの応援とサポートがなければ優勝できなかったかもしれない。ものすごく力になった」と感謝する北川さん。今月25日からは海外の強豪が集まる国際大会へ出場するためフランスへ渡る。「練習してきた攻撃が海外勢にどこまで通用するか試したい」。4年後のパラリンピック・ロサンゼルス大会へ向けた挑戦が始まる。
掲載紙面(PDF):
2024年10月12日号(2571号) 1面 (8,311,923byte)
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パラ卓球の全日本選手権5連覇を仲間から祝福される北川雄一朗さん
高い攻撃力で相手を圧倒するスタイルの北川さん。今季磨いてきたストレートの強打、バックハンドのバリエーションで得点を重ね、予選リーグから準決勝までの4試合すべてで3―0のストレート勝ち。過去に8連覇した実力者との対戦となった決勝は「流れが悪くなったときでも弱気にならず最後まで攻めきる」ことを意識し、3―1で下して栄冠をつかんだ。
今季の最大の目標としていたパラリンピック・パリ大会は世界ランキングが出場圏内に惜しくも届かず、また、これまで所属した卓球チームがメンバーの高齢化で解散するなど自身を取り巻く環境が変化した中で迎えた今大会。大学の卓球サークルの仲間たちが応援に駆けつけ、同級生がベンチコーチとして支えてくれた。
「大学のみんなの応援とサポートがなければ優勝できなかったかもしれない。ものすごく力になった」と感謝する北川さん。今月25日からは海外の強豪が集まる国際大会へ出場するためフランスへ渡る。「練習してきた攻撃が海外勢にどこまで通用するか試したい」。4年後のパラリンピック・ロサンゼルス大会へ向けた挑戦が始まる。
得点を決めて拳を握る北川さん
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