田淵氏庭園「明遠楼」屋根葺き替え
2009年04月21日
屋根を葺き替えた「明遠楼」
同庭園は塩田地主として栄えた田淵家当主が江戸中期に3代かけて造営した日本庭園。三崎山の傾斜地に茶室、書院、池が絶妙のバランスで配され、歴代藩主が来臨した記録が残っている。平成18年の追加指定により、居住区を含む敷地約4400平方メートルすべてが国名勝になった。
昭和63年から国庫補助事業に採択。平成17年度から「田淵氏庭園整備委員会」(西桂委員長)を組織し、4カ年計画で修理を行ってきた。20年度はその最終年度で、「明遠楼」の屋根を葺き直したほか、茶亭「春陰斎」、書院の樋なども改修。ネコが建物に侵入しないようにする小動物除けも取り付けた。
同庭園は11月の一般公開以外は公開されていないが、今年は6月末まで毎週日曜日に運行する日帰りツアー「播州赤穂特別観光バス」で見学することができる。同ツアーの問合せは予約センターTel 42・2617まで。
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掲載紙面(PDF):
2009年4月25日(1845号) 4面 (9,297,660byte)
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