あなたなら避難、それとも待機?
2009年11月17日
水中のブロックをよけながら歩いた避難訓練
深さ約30センチの仮設プールを2面用意。入浴剤で濁らせた水にブロックを沈め、障害物を避けて歩く訓練を行った。もう一面では、ポンプで水流を起こし、抵抗に逆らって進む難しさを体験。身長の低い子どもは特に苦労していた。
災害時の行動について意見を交わす「クロスロードゲーム」も実施。「足の不自由な高齢者と小学生の4人家族。激しい雨で玄関から水が入ってきた。夕方5時で避難勧告は出ていない」との状況設定で「避難する」「家に残る」のどちらを選択するか−など考えを述べ合った。
水難救助学研究の専門家で、訓練を監修した長岡技術科学大学の斎藤秀俊副学長は「避難勧告が出ても、場合によっては自宅で待機したほうがよいときもある。避難するとしても、場所とルートをよく考えることが重要」とアドバイス。「自宅待機」を選んだ木村勝代さん(71)は「いろんな選択肢があることを覚えておきたい」と話した。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2009年11月21日(1871号) 4面 (7,960,573byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
「平和」念じて沖縄−東京ウオーク [ 社会 ] 2010年03月11日災害と火災のない一年願う [ 社会 ] 2010年03月07日防潮扉の閉鎖に2時間半 [ 社会 ] 2010年03月06日赤穂高全日制は248人出願 [ 社会 ] 2010年03月03日希少種チスジノリ、中学生が研究発表 7日、千種川河川敷で消防出初式 津波に備えて防潮扉を閉鎖 [ 社会 ] 2010年02月28日児童遊園地の約1割「使用中止」 赤穂精華園が「お菓子の甲子園」出場 [ 社会 ] 2010年02月20日思い込めた“ことば”一冊に [ 社会 ] 2010年02月13日生徒が新制服をプロデュース [ 社会 ] 2010年02月11日“50年前の商店街”でお買い物 シカから田畑守る柵 延長32キロ整備へ [ 社会 ] 2010年02月06日策定済みなのに「未着手」と回答 避難勧告基準 [ 社会 ] 2010年02月06日命日に義士の遺徳偲ぶ [ 社会 ] 2010年02月04日
コメントを書く