映画人の卵、赤穂で初メガホン
2010年09月10日
卒業制作作品の撮影を赤穂で行った大阪芸術大学映像学科の学生たち
来穂したのは、大阪芸術大学映像学科映画コース4回生の堀江祥子さん(23)ら10人。同コースの学生は最終年次に自主制作フィルムを発表するのが慣例で、今年度も8つのグループが作品づくりに取り組んでいる。カメラなど機材は大学が無償で貸与するが、美術費や俳優の出演料などはすべて自己負担。堀江さんたちも約100万円の制作費をまかなうために、アルバイトの貯金を出し合ったという。
JR備前福河駅が映画に必要な無人駅のイメージにぴったりだったことから、その他の場面も含めて計7シーンの撮影地に赤穂を選んだ。ロケ地選定や宿泊手配などをBAFC(播州赤穂フィルムコミッション)が支援。花岳寺通商店街での撮影では、カメラを乗せた台車を水平移動させるためのレールを仮設し、何度もリハーサルを重ねる姿に映画作りへの真剣さが表れた。
母と離婚した父と2年ぶりに再会する女子高生が主人公の娯楽作品。完成予定は12月初旬で国内外のコンクールや映画祭にも出品する予定だ。脚本と監督を務める堀江さんは「赤穂の人は気さくで親切で順調に撮影できた。人間っていいなと思える作品に仕上げたい」と意気込んでいた。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2010年9月25日(1913号) 3面 (8,806,866byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
龍野高放送部 赤穂出身3人が活躍 [ 文化・歴史 ] 2017年08月21日
趣味の竹細工で二人展 [ 文化・歴史 ] 2017年08月21日
リニューアル中の枝条架を見学 [ 文化・歴史 ] 2017年08月20日
画塾「雨聲会」有志が日本画展 [ 文化・歴史 ] 2017年08月18日粟田哲也遺作展「古代文明からのいざない」 [ 文化・歴史 ] 2017年08月12日
「赤穂コールドロン」研究者が解説 「京版画の大御所」が描いた古都の四季 [ 文化・歴史 ] 2017年07月31日
宇宙探査の歩みテーマに特別展 [ 文化・歴史 ] 2017年07月29日
第55回県展 赤穂から入選4人 [ 文化・歴史 ] 2017年07月29日市民文化祭 短歌と俳句募集 天神祭で書道パフォーマンス [ 文化・歴史 ] 2017年07月26日
赤穂の碁会所で腕磨きプロに [ 文化・歴史 ] 2017年07月22日
「くぼっち先生」2冊目のコラム本 [ 文化・歴史 ] 2017年07月22日
市美術展5部門で作品募集 早世の箏曲演奏家 仲間が追悼公演 [ 文化・歴史 ] 2017年07月08日
コメント
0
0
投稿:播州赤穂フィルムコミッション事務局 2010年09月14日コメントを書く