１０月１０日午後２時５５分ごろ、赤穂市加里屋のビジネスホテルで、高層階の非常階段から男性が足を投げ出しているのを通行人が見つけ、赤穂署へ通報した。
　警察が現場へ駆けつけたところ、男性は地上約３０メートルの非常階段から身を乗り出し、手すりに腰掛けた状態。自殺をほのめかすような発言を繰り返していたが、署員が説得を重ねて約３時間後に保護した。男性にけがはなかった。
　同署によると、保護されたのは香川県丸亀市の５０代無職男性。前夜に現場のホテルに宿泊していた。男性は「警察官の説得で思いとどまった」と話し、１０日に家族が迎えに来たという。
　この影響でホテル前の市道は午後３時ごろから約３時間、通行止めになった。

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掲載紙面（PDF）：
2010年10月16日(1916号) 3面 (11,262,910byte)
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