珍しい灯台のガラス板取り替え
2010年11月17日
赤穂御埼灯台であった灯火部ガラス板の取り替え作業
今年7月の定期点検で、12枚あるガラス板(高さ1メートル、幅50センチ)の1枚に老朽化によると思われる亀裂が見つかった。灯台を管理する姫路海上保安部によると、ガラス板の破損は珍しく、同灯台では「過去に記録がない」という。
厚さ6ミリのガラス板は光の反射を防ぐためにゆるやかな弓なりの特注品。河内達也・交通課長(56)ら保安部職員の立会いで、専門業者が灯火部(高さ16メートル)のベランダに上がって作業した。さび付いた金具を外すのに手間取ったが、3時間ほどで取り替えを終えた。
「赤穂御埼灯台」は昭和38年3月30日に設置。内部は5層構造で、はしごを上がった最上階に11万カンデラの回転式灯火がある。同保安部管内の灯台で唯一、AIS(船舶自動識別システム)が整備され、海上の交通安全に役立っている。
河内課長は「これからも、この光を絶やさず、海の安全を守っていきたい」と話している。
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掲載紙面(PDF):
2010年11月20日(1920号) 4面 (10,699,947byte)
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