「廃止」方針の西部診療所 地元説明会
2008年04月22日
地元住民から存続を望む意見が多く出された説明会=折方集会所
説明会には病院から矢野善章事務局長ら3人が出席し、集まった住民約20人に経過説明。「これ以上、医師に無理が言えない」「周囲に民間の開業医がある」など“廃止”する理由を述べた。
住民からは「西部地区は市内でも一番の高齢化地区。これからますます診療所が必要になる」「研修医が一人前になれば再開できるのでは」など存続を求める声が続いた。
手続き面を問題視する意見も。ある男性は「全体的なことを考えれば廃止はやむを得ないかもしれない」と妥協しながらも、「休診の既成事実を作ってから地元に説明するようなやり方はおかしい」と手法を批判。「通院患者は納得して他院に移った」とする病院の説明についても、「医者から『他の病院に行ってくれないと困る』と言われて仕方なく移ったのが実際で、決して納得したのではない」と訴えた。
説明会は26日(土)に木生谷地区、27日(日)に新田地区でも開かれる。矢野事務局長は「各地区のみなさんのご意見をお聞きした上で対応を考えたい」と話している。
<前の記事 |
関連サイト:
【関連記事】西部診療所が「医師不足」理由に休診
【関連記事】医師不足でかすむ院是の“思いやり”
【関連記事】納得できる税金の使い方とは
掲載紙面(PDF):
2008年4月26日(1792号) 1面 (8,097,149byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
市の将来像提言 委員2人を公募 赤穂LC 新会長に中野実史氏 [ 社会 ] 2018年06月15日赤穂RC 新会長に川島武志氏 [ 社会 ] 2018年06月15日《福浦産廃》「中止すべき」専門家が警鐘 [ 社会 ] 2018年06月14日災害時に役立てて 市へドローン寄贈 [ 社会 ] 2018年06月13日企業と合同で消防訓練 [ 社会 ] 2018年06月11日市医師会 新会長に中村隆彦氏 [ 社会 ] 2018年06月03日「県境へ犯人逃亡」広域配備を訓練 [ 社会 ] 2018年06月02日公用車で人身事故 2職員を懲戒処分 都市計画道路「野中・浜市線」が開通 [ 社会 ] 2018年05月30日《西有年産廃》上郡で反対署名7648筆 [ 社会 ] 2018年05月30日「警察官友の会」式典で50周年祝う [ 社会 ] 2018年05月27日「暴力追放」の意識を再確認 [ 社会 ] 2018年05月27日市内5カ所目 障害児アフタースクール 日本遺産「北前船寄港地」赤穂市が追加認定
コメントを書く