県景観形成重要建造物に塩屋「寺田邸」
2011年04月02日
赤穂市で初めて県の景観形成重要建造物に指定された「寺田邸」
寺田家は西浜塩田の有力地主の一つ。「志保屋(しほや)」の屋号で塩問屋を営んだ。旧備前街道に面した邸宅は約3400平方メートルの敷地に母屋をはじめ離れ、茶室、蔵など9棟から構成される。
木造厨子2階建ての主屋は、通りに面した上階部分が江戸時代中期の建築といわれ、風格のある虫籠窓が特徴的。また、敷地北西の茶室「蓬庵」は藪内流を象徴する「燕庵」を忠実に写したもので、文化的価値が高い。
所有者の寺田啓子さん(64)は「先祖の息吹を感じつつ、生活できることは幸せです。これからもできる範囲で維持していきたいと思います」と話している。
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掲載紙面(PDF):
2011年4月2日(1939号) 1面 (8,760,281byte)
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