上郡・安室川でチスジノリ再生活動
2011年09月10日
チスジノリの繁殖を助けようと川石を磨く子どもたち
チスジノリは環境省レッドデータブックで絶滅危惧II(危急種)に分類される淡水産紅藻類。熊本県山鹿市の菊池川、鹿児島県伊佐市の川内川は生息地が国の天然記念物に指定されている。安室川では河川改修やダム建設で激減したが、地元が自然再生の一環として保護に取り組んでいる。
この日の活動に参加したのは、月例で自然体験を行っている「山野里何でも体験隊」(木村公男代表)の子どもたち。平成17年から9月の活動日をチスジノリ保護にあて、今年で7回目という。
チスジノリは川の石に付着した胞子が冬期に成長することがわかっている。参加者らはワイヤーブラシを手に川へ入り、胞子が定着しやすいように石の表面を磨いて泥を落とした。低学年の子どもたちは軍手をはめた手で石をこすったり、転がしたりして滑らかな面を上に向けた。
2年生から毎年参加しているという山野里小6年の三輪拓也君(11)は「チスジノリが増えると魚も増えると勉強しました」と川底の大きな岩にも丁寧にブラシをかけていた。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2011年9月17日(1959号) 4面 (5,990,298byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
元塩町の米田さん 青少年育成で功労者表彰 [ ボランティア ] 2008年08月12日古典芸能の奥深さを体験中 勾玉づくりで古代体験 [ 子供 ] 2008年08月11日楽しみながら川の現状を学習 ロケット、電池など工作「サイエンス寺子屋」 [ 子供 ] 2008年08月10日交通立ち番22年 大津の赤松さんへ感謝状 [ ボランティア ] 2008年08月08日義士ゆかりの寺社清掃奉仕 [ ボランティア ] 2008年08月07日公共施設の街灯を掃除 [ ボランティア ] 2008年08月06日海岸の植物はなぜ潮風で枯れないの? [ 子供 ] 2008年08月06日制作体験で自分だけの緞通 [ 子供 ] 2008年08月02日姉妹都市へ中学生派遣 泥しぶきも気にならず どろんこ運動会 ポリオ撲滅にチャリティー [ ボランティア ] 2008年07月30日「イルカに乗った少年」城みちるさんが慰問 [ ボランティア ] 2008年07月29日小学生対象に科学実験教室
コメントを書く