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「世界は近いよ」ネットで海外交流

 2011年11月21日 
インドネシアの子どもたちとテレビ会議で交流した高雄小6年生
 海外交流を通して世界を身近に感じようと、高雄小学校(有田次秀校長)の6年生児童27人が21日、インドネシアの小学校とインターネット回線を活用したテレビ会議を実施。子どもたちは「お互いの顔が見えて、声も聞こえて、遠く離れている気がしない」と親近感を持った。
 同校は今年度、「ジャパンアートマイル」(事務局・赤穂市、塩飽隆子代表)の支援で海外校との壁画共同制作プロジェクトに参加。相手校がインドネシア・スラバヤのカンダンガン小学校4、5年生に決まった。共有サイトに両校児童の写真をアップして交流の下地を作り、この日が初めて互いの声を聞く機会となった。
 無料通信ソフトで双方の教室をネット接続。児童たちは名前や特技などをマジックで書いた画用紙を持ってカメラの前に立ち、一人ずつ英語で自己紹介した。スクリーンに映し出された相手先の映像を見ながら、共同制作する壁画のデザインについても意見交換。高雄小は両国の地図を虹の架け橋でつなぐ図柄を提案し、カンダンガンの児童からは「互いの学校や動物を絵に盛り込みたい」とアイデアが出た。
 先に高雄小がキャンパス(縦1・5メートル、横3・6メートル)の半分を描き、年内にインドネシアへ発送。チャンスがあれば今後もテレビ会議を行う予定で、中塚奎斗君(11)は「絵のテーマは『国は違ってもともだち』。みんなで力を合わせたい」と交流を楽しみにしていた。
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関連サイト:
■ジャパンアートマイル(JAM)


掲載紙面(PDF):
2011年11月26日(1968号) 4面 (10,468,551byte)
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