海の香り凝縮「かきせんべえ」
2012年01月14日
坂越産カキの風味が楽しめる薄焼きせんべい「朝の匠のカキ かき兵衛」
坂越湾で収穫してすぐの大粒カキをボイル。でんぷんを溶いた生地といっしょにプレスし、旨味をそのまま閉じ込めた。縦40センチ、横30センチのだ円形で一枚に5〜6粒が入っているという。隠し味のナチュラルチーズと唐辛子が風味を引き立てる。
販売するのは坂越でカキ養殖業を営む矢竹義友さん(42)。「自慢のカキをシーズンオフにも楽しんでもらえることはできないか」と同級生のIT会社経営、城尾武彦さん(41)に相談。城尾さんが、せんべいへの加工を発案した。専門業者からは「技術的に難しい」と言われたが、焼き時間や薄く延ばす力加減を変えて何度も試作を繰り返し、商品化にこぎつけた。
「真空パックの封を開けたら、パッと海が香ります」と矢竹さん。ネーミングやパッケージの親しみやすさにもこだわったといい、城尾さんは「子どもからお年寄りまで、赤穂の冬の味覚をオールシーズンで味わってほしい」と話している。
1枚680円。地方発送も可。発売記念価格として、矢竹水産の店頭のみ1月22日(日)まで580円で販売する。TEL0120・45・7878。
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掲載紙面(PDF):
2012年1月14日(1975号) 4面 (10,480,347byte)
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