趣味の絵で万葉の情景描く
2012年05月19日
展示作品の一つ「万葉の景 那波」
作者は大津の橋本正史さん(63)。龍野高時代に美術部だった橋本さんは定年を機に絵画制作を再開した。公民館の歴史講座で、万葉集に詠まれたスポットが西播磨各地に点在することを知り、モチーフに選んだ。
絵画展では、日置少老が夕景を歌に詠んだ相生市那波の景色、生まれ育った同市矢野町の磐座神社などを題材にした水彩画の近作を展示。制作のきっかけとなった和歌を作品の横に添えている。
「和歌には四季、気候、そして時間も詠まれている」と話す橋本さん。歌に表現されているのと同じ季節や天候にこだわって作品を描いたといい、「古人(いにしえびと)の心象を少しでも感じてもらえれば」と話している。
花鳥などを題材にした日本画と合わせて33点。龍野高美術部で橋本さんと同期だった千葉県在住の日本画家、延賀多嘉尋(のぶか・たかひろ)さんも仏像の水彩画4点を友情出品。5月28日(月)まで午前10時〜午後4時。火曜休館。TEL48・7755。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2012年5月19日(1991号) 3面 (6,734,755byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
温かな感動、歳時記描いた色紙展 [ 文化・歴史 ] 2012年05月22日昭和11年の学校教育マニュアル [ 文化・歴史 ] 2012年05月19日素行研究会の参加者募集 18日から赤穂美術協会展 [ 文化・歴史 ] 2012年05月14日書と絵画と写真、シルバー二人展 [ 文化・歴史 ] 2012年05月14日有年考古館で新収蔵展 [ 文化・歴史 ] 2012年05月09日遺跡巡って古代へ思いはせる 田淵記念館で林鶴雄と爽林会展 [ 文化・歴史 ] 2012年05月05日西播磨初の指定を祝賀 [ 文化・歴史 ] 2012年04月28日歴史博物館が展示替え、初公開の浮世絵 [ 文化・歴史 ] 2012年04月28日多彩な美術工芸「グループ倫」展 [ 文化・歴史 ] 2012年04月26日生島樹林、市民の手で再生 [ 文化・歴史 ] 2012年04月25日赤穂の風景スナップ写真展 [ 文化・歴史 ] 2012年04月25日29日に誓教寺で「御絵解法要」 新作能「大石」1日から券発売
コメントを書く