少林寺拳法の中学生大会で全国2位
2012年08月21日
全国中学生少林寺拳法大会の女子単独演武で準優勝した長崎ひな選手
同種目には各都道府県予選を勝ち抜いた93拳士がエントリーした。持ち時間75秒で演武し、技術と表現を5人の審判が100点満点で採点。上下2人を除いた得点を競った。
3年連続出場の長崎選手は予選をその組トップで通過。上位16人が進んだ翌日の決勝では、演武にメリハリをつけるために一つ一つの技の終わりに間を空けた。持ち味のスピードと引き替えになっても表現度を高める作戦が的中し、長崎選手は首位2人と並ぶ260点をマーク。主審採点による順位決定で惜しくも頂点は逃したが、念願だった表彰台に上がった。
1年生で初出場し5位入賞。期待を背負った昨年は11位に終わり涙を飲んだ。今大会は予選で着地バランスを崩して「頭が真っ白」になったが、「全力を出し切って終わろう」と気持ちを切らさずに演武。精神面の成長がメダルにつながった。
「決勝での演武は今まで最高の出来。作戦を指示してくれた先生方のおかげです」と長崎選手。受験まで稽古を休み、高校進学後に競技を再開するつもりだ。同少年団の島田忠幸代表(67)は「ひたむきな努力で素質が開いた。来春に再び道場へ戻ってきてくれるのを楽しみに待ちたい」と話している。
なお、同少年団は長崎選手の他にも3種目で決勝進出。男子単独演武で橋本龍之介選手(15)=赤穂西3年、磯浜町=が8位になるなど健闘が光った。
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掲載紙面(PDF):
2012年8月25日(2003号) 1面 (7,433,665byte)
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[ スポーツ ]
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