駐車場に貯水も 総合治水計画案
2012年09月15日
千種川流域全体の「地域総合治水推進計画」の原案について検討する第1回ワーキング(作業部会)が14日、上郡町光都の西播磨県民局で開かれ、浸水被害を防ぐために雨水を一時的に貯留する施設として、公共施設や大規模店舗などの駐車場を活用する方針が示された。
作業部会のメンバーは県と流域4市2町の担当職員、住民代表の約30人。流域自治体の首長らで構成する「協議会」で協議すべき計画案について事前に話し合い、今年度中に計画を策定する。
県光都土木事務所が提示した計画案によると、▽河川下水道▽流域▽減災−の3点を対策の柱に列記。流域対策の手法の一つに、ため池や水田のほか、駐車場を「雨水貯留浸透施設」に指定するプランを掲げている。
県は今後、各施設の所有者との交渉を進め、合意できた施設を計画の中で一覧表示する予定。民間の施設や水田は調整に時間がかかるとみられるため、「まずは公共施設から率先して取り組みたい」との考えだ。
しかし、雨水を貯留または浸透させるために必要な工事の財源は「基本的に所有者負担」(県)といい、市町の担当職員からは「きょう初めて聞いた話。発言しにくい」(相生市)と、とまどいの声も。県は「各市町と個別に協議し、次回ワーキング(11月中)には指定候補施設をリストアップしたい」と話している。
掲載紙面(PDF):
2012年9月22日(2006号) 3面 (9,773,407byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
作業部会のメンバーは県と流域4市2町の担当職員、住民代表の約30人。流域自治体の首長らで構成する「協議会」で協議すべき計画案について事前に話し合い、今年度中に計画を策定する。
県光都土木事務所が提示した計画案によると、▽河川下水道▽流域▽減災−の3点を対策の柱に列記。流域対策の手法の一つに、ため池や水田のほか、駐車場を「雨水貯留浸透施設」に指定するプランを掲げている。
県は今後、各施設の所有者との交渉を進め、合意できた施設を計画の中で一覧表示する予定。民間の施設や水田は調整に時間がかかるとみられるため、「まずは公共施設から率先して取り組みたい」との考えだ。
しかし、雨水を貯留または浸透させるために必要な工事の財源は「基本的に所有者負担」(県)といい、市町の担当職員からは「きょう初めて聞いた話。発言しにくい」(相生市)と、とまどいの声も。県は「各市町と個別に協議し、次回ワーキング(11月中)には指定候補施設をリストアップしたい」と話している。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2012年9月22日(2006号) 3面 (9,773,407byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 社会 ]
台風19号 災害義援金箱を設置 [ 社会 ] 2019年10月21日「魅力伝えたい」第35代赤穂義士娘が決定 [ 社会 ] 2019年10月19日古民家再生に最大666万円補助 [ 社会 ] 2019年10月19日3警察署合同で緊急配備訓練 [ 社会 ] 2019年10月09日長岡氏の議長就任祝賀会に350人 [ 社会 ] 2019年10月05日紙ごみ分別収集 赤穂地区で試験 [ 社会 ] 2019年10月05日《市公共工事贈収賄》土木係長を分限処分 自治会連合会が市議会定数削減を要望 90歳になっても活躍 高齢者特別賞に2人 [ 社会 ] 2019年10月04日「産廃反対」市議会が街頭活動 [ 社会 ] 2019年10月03日《西有年産廃》森林法違反 赤穂市も刑事告発 圏域バス未利用者「便利なら乗る」7割 [ 社会 ] 2019年09月28日起訴猶予処分の教諭に停職6か月 人身事故 朝夕に集中傾向 [ 社会 ] 2019年09月24日児童と高齢者一緒に交通安全学ぶ
コメントを書く