- トップページ>
- 絵本で世界を旅しよう>
- 記事詳細
どんぐりの物語
2012年10月06日
『どんぐりちゃん』 ○文/アン・ドヒョン ○絵/イ・ヘリ ○訳/ゲ・イル ○星の環会
竹ひごの心棒をさしこむとコマになります。コツをつかまないと、なかなかうまくできませんでした。そのむずかしさが、よけいに心を熱くさせたように思います。どんぐりは子どもたちにとって、身近にあるすばらしいおもちゃでした。
どんぐりはナラガシワの木の実です。ナラガシワは炭にすると質がよく、たきぎ(まき)にしても火の燃え方が他のものとはちがい、人々にたいそう喜ばれるものでした。いつの頃からか人々は『上木(質のよい木)』と呼ぶようになりました。
ですが、現在の山は、かつての松林が姿を消し、人々を寄せ付けない雑木が生いしげる山になってしまいました。
生命の循環は人間や動物だけのものではありません。変わりゆく山野を目の前にして、何か大切なことを忘れてはいないかと、そっと胸に手をやりました。
* * *
『どんぐりちゃん』○文/アン・ドヒョン○絵/イ・ヘリ○訳/ゲ・イル○星の環会
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2012年10月6日(2008号) 4面 (9,392,019byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 絵本で世界を旅しよう ]
エリック・カールの絵本 2017年07月01日少年と将棋 2017年06月17日孫の願い 2017年06月03日ひとりぼっちのテンボ 2017年05月27日かあさーーーん! 2017年05月13日真の「勇気」とは 2017年04月08日はじまりの日 2017年04月01日ガンダーラの少女のはなし 2017年03月11日アンデスの少年 2017年03月04日ドミニカの絵本 2017年02月25日海をわたったアンメイ 2017年02月11日新しい韓国の絵本 2017年02月04日ひよこのかずはかぞえるな 2017年01月28日大自然のなかで 2017年01月01日ふるびたくま 2016年12月23日
コメントを書く