市民アンケ非開示取消訴訟、控訴棄却
2012年12月18日
総合計画の基礎資料とした「全世帯市民アンケート」の自由筆記欄の内容を赤穂市が非開示決定したことを不服として、市内の男性が同市を相手取り、決定取り消しを求めた裁判の控訴審判決が18日にあった。大阪高裁は原告側の請求を退けた一審を支持し、控訴を棄却した。
判決で矢延正平裁判長は、「(開示すれば)市の事務事業の適正な遂行に著しい支障を及ぼすおそれがある」とした一審を支持。「同様のアンケート調査について、調査結果の全てを開示している市が多数存在」しているとの原告側主張を、「地方行政における一般的慣行となっていると直ちには認め難い」と退けた。また、部分開示についても、「(非開示部分を)分離することが、必ずしも容易なものでない」と認めなかった。
判決を受けて、原告で赤穂市議の小林篤二さん(61)は「住民の生の声を公開することによって、まちづくりの議論を深めていくべきという主張が認められず、不当」と判決を批判。上告については「弁護士、支援者と相談して決めたい」と語った。
▼豆田正明市長の談話=「市の主張が認められた妥当な判決であると思います。今後も、引き続き適正な文書管理に努めてまいります」
関連サイト:
【関連記事】非開示取消請求訴訟、原告が敗訴〜神戸地裁
判決で矢延正平裁判長は、「(開示すれば)市の事務事業の適正な遂行に著しい支障を及ぼすおそれがある」とした一審を支持。「同様のアンケート調査について、調査結果の全てを開示している市が多数存在」しているとの原告側主張を、「地方行政における一般的慣行となっていると直ちには認め難い」と退けた。また、部分開示についても、「(非開示部分を)分離することが、必ずしも容易なものでない」と認めなかった。
判決を受けて、原告で赤穂市議の小林篤二さん(61)は「住民の生の声を公開することによって、まちづくりの議論を深めていくべきという主張が認められず、不当」と判決を批判。上告については「弁護士、支援者と相談して決めたい」と語った。
▼豆田正明市長の談話=「市の主張が認められた妥当な判決であると思います。今後も、引き続き適正な文書管理に努めてまいります」
<前の記事 |
関連サイト:
【関連記事】非開示取消請求訴訟、原告が敗訴〜神戸地裁
[ 社会 ]
公選法違反、元市議へ懲役10カ月求刑 [ 社会 ] 2011年07月08日非開示「妥当」も「今後は公表を」 [ 社会 ] 2011年07月07日貴重な教訓得た防犯訓練 [ 社会 ] 2011年07月07日市消防本部が水難救助訓練 [ 社会 ] 2011年07月07日書式流用ミスで入札2件中止 [ 社会 ] 2011年07月06日公募の観光協会事務局長が決定 [ 社会 ] 2011年07月06日アンケート非開示の取り消し求め、市を提訴 [ 社会 ] 2011年07月05日福浦新田自治会に知事感謝状 [ 社会 ] 2011年07月05日市消防操法大会、第4分団が3連覇 [ 社会 ] 2011年07月03日「想定内」浸水でも非常用電源喪失か [ 社会 ] 2011年07月02日短冊に無事故願って笹飾り 市職員ボーナス、平均63万円台 [ 社会 ] 2011年06月30日復興支援金を被災4市へ寄付 [ 社会 ] 2011年06月30日ライオンズクラブ新会長に山本氏 [ 社会 ] 2011年06月30日ロータリークラブ新会長に赤井氏 [ 社会 ] 2011年06月30日
コメントを書く