ゆかりの薬師堂に和泉式部伝説の案内板
2012年12月29日
ゆかりの薬師堂前に建てられた和泉式部伝説の案内板
『相生市史』によると、式部が生き別れた娘(小式部内侍)と若狭野で再会を果たしたと言い伝えがある。育ての親となった五郎太夫が小式部の肌身につけていた守り本尊をまつる薬師堂を建てたーとの伝承もある。
案内板(高さ約1・7メートル、横約1・5メートル)は、「相生歴史研究会」(月岡定康会長)と地元自治会などが合同で設置。昭和27年に浅野陣屋跡に移築された薬師堂のそばに建てた。今月3日に行われた除幕式には関係者と地域住民の約30人が参加。子どもを残してこの世を去った小式部を悼んだ式部の和歌「とどめおきて誰をあはれと思ふらむ子はまさるらむ子はまさりけり」を吟詠し、ゆかりの歌人を偲んだ。
「伝説はまちの歴史を開く扉。案内板を見て、文化華やかな平安時代の相生に思いを巡らせてほしい」と話している。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2013年1月1日(2020号) 4面 (5,300,609byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 文化・歴史 ]
大和文華館長の講演「忠臣蔵の浮世絵」 市民ミュージカル公演へ稽古佳境 嵯峨御流のいけばな社中展 [ 文化・歴史 ] 2016年02月06日邦楽の調べで義士の命日偲ぶ [ 文化・歴史 ] 2016年02月04日「お盆の思い出」絵画コンで優秀賞 播磨の墳墓に見る弥生期の風習 [ 文化・歴史 ] 2016年02月02日赤穂城址の四季写真展 [ 文化・歴史 ] 2016年01月28日赤穂小金管バンド 念願の金賞 国際芸術祭の広域連携事業に採択 [ 文化・歴史 ] 2016年01月23日姫路市美術展に8人入賞・入選 [ 文化・歴史 ] 2016年01月21日絵画と写真で尼子山の魅力再発見 [ 文化・歴史 ] 2016年01月16日県文化財の大黒舞に待望後継者 [ 文化・歴史 ] 2016年01月01日赤穂と山鹿の絆が漫画に [ 文化・歴史 ] 2015年12月13日忠臣蔵を熱演 山科こども歌舞伎 個性と感性ほとばしるアート展 [ 文化・歴史 ] 2015年12月12日
コメントを書く