投資的経費9年ぶり50億円台
2013年02月13日
歳入の柱となる市税収入は84億200万円(同0・3%増)。実効税率引き下げによる法人税の減収を個人税、たばこ税でカバーできると見込む。地方交付税は33億2000万円(同1・2%増)。補助事業を積極的に盛り込んだため、国庫支出金24億3371万円(同16・4%増)が大きく増えている。
歳出を目的別で見ると、土木費40億2046万円(同19・9%増)、ごみ処理施設の大規模改修を行う衛生費21億5133万円(同19・0%増)、学校の大規模改造やハーモニーホール改修を含む教育費23億8131万円(同8・6%増)と、多額の投資的経費を見込んだ費目が伸びた。
豆田正明市長が「重点事業」と位置付ける「子育て支援」「地域活性化」「安全・安心」の主な施策としては、「幼稚園預かり保育」は全10園に拡充し、新たに4歳児も受け入れる。1万円相当の商品券を最大36カ月分支給する「新婚世帯への家賃助成」は市外転入者1人につき月3000円を加算し、人口流出の歯止めと定住推進を図る。学校の耐震対策は幼・小・中の計6校園で実施設計。災害時に庁舎外でも事務手続きが可能になるシステムを導入する。
その他の施策では、女性がん検診の無料クーポン券を配布する対象年齢を拡充し、新たに子宮頸がんウイルス感染の有無を調べるHPV検査を30〜39歳を対象に実施する。教育関係ではスクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラーをそれぞれ増員し、相談体制の充実を図る。
財源不足を補うために基金2億5000万円を取り崩す。市債は36億4200万円(同7・2%増)を発行。償還額を9億4400万円上回り、将来負担比率は1・7ポイント悪化して154・2%になる。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2013年2月16日(2027号) 1面 (6,881,923byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 政治 ]
「育休退園」見直し 教育長「前向きに検討」 知事選支持表明、市民病院経営改善など 9・10日に一般質問 [ 政治 ] 2024年12月04日対立候補「支持」の牟礼正稔・赤穂市長「信念に基づいて行動」「選挙終わればノーサイド」 [ 政治 ] 2024年11月20日齋藤県政2期目 長岡県議「是々非々で対応」 [ 政治 ] 2024年11月19日重点項目に「防災・減災」赤穂市予算編成方針 [ 政治 ] 2024年11月02日総合計画見直しへ提案や要望 市民ワークショップ [ 政治 ] 2024年10月03日19・20日に一般質問 14議員が登壇へ [ 政治 ] 2024年09月17日有識者会議「経営形態移行の検討速やかに」 市長は従わない意向 [ 政治 ] 2024年09月14日市の未来考えるワークショップ 参加者を募集 「丁寧な説明あったほうがよかった」牟礼市長が知事対応に苦言 赤穂市議会 26日と27日に一般質問 [ 政治 ] 2024年06月21日下水道使用料 平均18・4%の値上げ答申へ 検討委が大筋合意 [ 政治 ] 2024年06月01日病院事業管理者 給料5%カットへ 赤穂市議会 4人会派が3つに [ 政治 ] 2024年04月04日周世最終処分場の「閉鎖」市が撤回
コメントを書く