交通見守り男性に卒業生がプレゼント
2013年03月27日
感謝の品を贈った卒業生たちと記念写真に収まる船津吉敬さん=保護者提供
感謝の品を贈られたのは、同停留所近くに40年以上住む会社経営の船津吉敬さん(67)。12年ほど前、バスに乗り遅れまいと通勤ラッシュの車の間を走って道路横断する児童を見て、「事故が起こってからでは遅い」と立ち番を始めた。
春秋の交通安全運動期間中は市の交通指導員として別の交差点が持ち場となるが、それ以外の日は朝7時半ごろから黄色いジャンパーを着て停留所北の横断歩道そばに立ち、バス停へ向かう約100人の児童を誘導する。
表情に元気がないと感じれば、「大丈夫か」と励まし、前日に病気で学校を休んだ児童には、「直ってよかったな」と声を掛ける。子どもたちから悩み事を打ち明けられることも。「大学に合格した」「子どもが生まれた」など卒業後の近況を知らせるOBもある。
プレゼントの贈呈は同停留所を利用した6年生22人が保護者と相談して決めた。6年生にとって最後のバス通学となった19日、船津さんの自宅横にある会社をみんなで訪ね、「お世話になってありがとうございました」と手渡した。
船津さんの話では、千鳥地区では住民だけでなく周辺企業も交通安全に協力的で、児童を見かけると車やトラックがスピードを緩めるといった配慮があるという。「地域で互いに協力し、助け合うのが千鳥の伝統」と誇らしげだ。4月になれば、新1年生がバス停にやって来る。「新年度もここから100人ぐらいの子どもたちが乗るから大変」と話す表情は、むしろうれしそうに見える。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2013年3月30日(2032号) 4面 (9,243,537byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
坂越に岡山からスケッチツアー [ 街ネタ ] 2014年03月31日絵葉書で有年の魅力アピール [ 街ネタ ] 2014年03月28日3歳入場可のオーケストラ演奏会 大規模災害時にLPガス供給 会の発展願いシダレザクラ植樹 [ ボランティア ] 2014年03月21日歌で人の輪「歌声喫茶」月例で [ 街ネタ ] 2014年03月21日黄色のカバーで安全に登下校を 花びら7枚のセツブンソウ [ 街ネタ ] 2014年03月15日勾玉や銅鐸、親子で工作 中1生が園児に手作りおもちゃ [ ボランティア ] 2014年03月11日手編み靴下で被災地へ温もり [ ボランティア ] 2014年03月11日“海のゆりかご”アマモを移植 義士と記念写真、2万人超え [ ボランティア ] 2014年03月08日茶臼山にサクラのトンネルを 尾崎・宮原の坂は「人情坂」 [ 街ネタ ] 2014年03月05日
コメント
本当は心優しい不器用な方なんですね
こんな地道に人の為に進んでやってる方々が
もっともっとクローズアップされたら
いいな〜って思います
0 0
投稿:ありがとう! 2013年03月27日コメントを書く