いじめ防止「生徒の心に届かず」
2013年04月21日
第三者委員会の浅野良一委員長から第二次提言書を受け取る山本千代教育委員長
▽教育委員会の役割▽校長のリーダーシップ▽教師力の充実−などを重点とした緊急提言を踏まえ、市教委と市内すべての小・中学校は課題解決へ向けた「行動計画」を策定。しかし、今年2月に中学校でいじめ事案が発覚、3月には同級生に暴行して鼻骨骨折などのけがを負わせた中学男子生徒が傷害容疑で警察に逮捕された。
会見で浅野委員長は「これまでの取り組みが成果に結びついていない。マイナスからゼロにも戻っていない」とコメント。提言書を受け取った山本千代教育委員長は「第二次提言をどのように発信していけば実行していけるのか、検討を重ねて前向きに取り組んでまいります」と神妙に応答した。
A4判7ページの第二次提言書は「地域社会全体で子どもを健全に育てていく教育環境づくり」を目指し、保護者・家庭に対して▽心の信号を読み取る▽子どもへの信頼−など8つの役割を列記。地域社会へは▽地域による子どもの見守り▽問題行動への気づき−など6項目で協力を呼び掛け、市教委と学校に対しては、取り組みの推進校を設定することなどを求めている。
また、学校視察で気付いた点についても触れ、「(事件の受け止め方と認識が)学校間の差が大きく、校長と教職員に温度差が見られる」「個々の教師は頑張っているが、チームとしての動きが不十分」などと課題を指摘した。室井久和教育長は「二次提言の内容を行動計画にどのように具体化していくのか、各校に報告を求める」と語った。
第三者委は今年8月に最終提言を予定している。
<前の記事 |
[ 社会 ]
《市民病院医療事故多発》内部検証の正当性に疑義 関係者証言から見える経営検討委の裏側 ストレスチェック 不実施なのに「実施」 [ 社会 ] 2022年02月12日「心残りないお別れを」納棺師の中山泉さん [ 社会 ] 2022年02月12日赤穂管内居住の新規陽性51人(2月11日) [ 社会 ] 2022年02月11日赤穂管内居住の新規陽性49人(2月10日) [ 社会 ] 2022年02月10日故障のJアラート 4日ぶりに復旧 [ 社会 ] 2022年02月09日牟礼市長 濃厚接触で11日まで自宅待機 検査は陰性 [ 社会 ] 2022年02月09日「高齢者守ることに重点を」コロナ対策で提言 [ 社会 ] 2022年02月09日赤穂管内居住の新規陽性者48人 介護老健施設でクラスター(2月8日) [ 社会 ] 2022年02月08日Jアラート受信機が故障 5日夜から 赤穂管内居住の新規陽性者31人(2月7日) [ 社会 ] 2022年02月07日赤穂管内居住の新規陽性者26人(2月6日) [ 社会 ] 2022年02月06日赤穂管内居住の新規陽性52人(2月5日) [ 社会 ] 2022年02月05日「変更」から一転「存続」不可解な協議過程
コメント
0 0
投稿:先生は聖職 2013年04月24日コメントを書く