新戦力でリレーチーム再結成
2013年06月01日
15年ぶり結成の赤穂市役所男子リレーチーム。前列右から時計回りに小池、笠原、田渕、寺下
メンバーは、3年前のアジアマスターズ40代400メートルを大会新で制したスポーツ推進係長の笠原裕之さん(43)=農神町=、平成12年日本選手権400メートルで4位入賞した企画広報係長の寺下好穂さん(40)=浜市=、17年ユニバーシアード400メートル障害銀メダリストで笠原さんと同課の小池崇之さん(28)=高雄=、大学時代にスプリンターだった産業観光課の田渕貴博さん(24)=高野=の4人。
同市では職員互助会の公認同好会「走友会」が昭和51年発足。当初は長距離主体の活動だった。平成に入り、高校や大学で短距離系アスリートとして鳴らした笠原さんらが入会。寺下さんはシドニー五輪代表の最終選考に残るまでにレベルアップした。平成8年には笠原さん、寺下さんを擁して兵庫実業団400メートルリレーで優勝を飾ったが、年齢が上がるにつれてメンバー確保が困難になり、リレー種目での大会出場は2年後の全日本実業団で途絶えた。
坂越中出身で姫路商高時代にインターハイ、国体の2冠に輝いた小池さんが「生まれ育った赤穂でスポーツに関わりながら働きたい」と今春、ミズノを退社して赤穂市役所へ入庁したことが再結成の契機に。笠原さんが残りの2人を勧誘し、「もう一度、陸上競技を楽しみたい」(寺下さん)、「ちょうどまた走ろうと思っていたところ」(田渕さん)とメンバーに加わった。4人とも城南緑地で開く小学生向け陸上教室のコーチでもあり、「子どもたちに夢を与えられれば」と口を揃える。
それぞれの勤務を終えてから個別にトレーニング。残業や出張もあり、合同練習は月2回ほどしか出来そうにないが、「これまでの経験を活かして効率よく鍛えたい」と最年長の笠原さん。11年ぶりにスパイクをはく寺下さんは「気分が盛り上がってきた」と意欲を表し、田渕さんは「すごい先輩たちと一緒に走れるのは光栄」とうれしそうだ。
7日に開幕する日本選手権(調布市・味の素スタジアム)に専門種目の400メートル障害に出場する小池さんは「赤穂に戻ってきて最初の本格的なレース。チームに勢いをつけるためにも、いい走りを見せたい」と力走を誓っている。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2013年6月1日(2040号) 1面 (8,820,239byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
赤穂弓友会11月例射会 選手権賞は新田の三木陽伽さん [ スポーツ ] 2023年12月06日「平常心で一本一本」全日本遠的弓道へ河本淳子さん [ スポーツ ] 2023年11月18日晩秋の城南緑地で市民健康マラソン 701人完走 [ スポーツ ] 2023年11月12日第44回市少女バレー発足記念大会 明治神宮奉納全国弓道で2位 塩屋の新家義行さん [ スポーツ ] 2023年11月10日県高校新人空手道 女子形団体で優勝 [ スポーツ ] 2023年11月05日全日本女子学生剣道へ「チーム一丸で勝利」 [ スポーツ ] 2023年11月04日全国障害者スポーツ大会 赤穂市から4選手 [ スポーツ ] 2023年10月24日赤穂弓友会10月例射会 [ スポーツ ] 2023年10月23日千日登山表彰2023 [ スポーツ ] 2023年10月23日全国ヤングクラブバレーU14準優勝 赤穂の4選手も躍動 2023年度文化・スポーツ賞 受賞者決定=赤穂市 国体弓道・少年女子遠的で7位入賞 [ スポーツ ] 2023年10月17日国体弓道競技に赤穂高3年の今井彩里さん [ スポーツ ] 2023年10月05日関福大から初のJ1 MF奥村仁さんアルビレックス新潟へ [ スポーツ ] 2023年10月04日
コメントを書く