「前向きに生きる」希望光る詩集
2013年06月08日
「詩は私にとって命の支え」と話す山崎ゆかりさん
山崎さんは一昨年の9月21日、自分の誕生日に結腸がんであると医師から告げられた。精密検査で肝臓への転移も判明。臨床経験豊富なドクターから「このまま何もしなければ8カ月。抗がん剤が効けば2〜3年」と直接宣告された。闘病のため、大好きなコーラス活動も休みがちになり、「社会から置いてけぼりになったような」寂しさに打ちひしがれた。
「苦しいときに詩を書くと心が救われることもありますよ」。4年前から指導を受けていたエッセイ講座の講師、冨上芳秀さん=大阪市都島区=からもらったアドバイスで詩作に取り組んだ。書くたびに涙がこぼれたが、やがて言葉を紡いでいるときが「一歩一歩、人生を歩んでいる実感」を得られる時間となった。
冨上さんの勧めで出版した詩集は、がん告知から4カ月間の作品28篇を日付入りで収録。その間の日記も挿入し、絶望の淵から希望を見出していく心境の変化をリアルに追うことができる。ペンネームの「瀬戸ひかり」は、陽光を浴びてきらめく「大好きな播磨灘の風景」からつけた。
出版後も月に2本は詩を編む山崎さん。「詩は私にとって命の支え。同じように病気と闘っている方に少しでも共感してもらえたら」と話している。
詩集についての問合せは山崎さんTEL42・5645。
<前の記事 |
暴力団情報、ささいなことでも通報を [ 社会 ] 2015年05月28日
「安保法制反対の意見書を」九条の会が陳情 [ 社会 ] 2015年05月26日
市幹部が水防の要所巡察 [ 社会 ] 2015年05月25日
フォーラムで地域連携の考え深める [ 社会 ] 2015年05月23日
市道の拡幅祝って歩き初め [ 社会 ] 2015年05月23日
3署合同で広域緊急配備訓練 [ 社会 ] 2015年05月22日
ふるさと寄付金に1000万円 [ 社会 ] 2015年05月18日
山火事跡、県が防災工事検討 [ 社会 ] 2015年05月16日
文化財守れ、赤穂署が防犯訓練 [ 社会 ] 2015年05月15日
幼稚園耐震改築、来月末にも着工へ [ 社会 ] 2015年05月14日市総合教育会議が初会合 [ 社会 ] 2015年05月13日
中ノ谷川、大腸菌群数が高い数値 [ 社会 ] 2015年05月13日企業も協賛、春の交通安全運動 [ 社会 ] 2015年05月12日
探鳥イベントで鳴き声に耳澄ます [ 社会 ] 2015年05月10日
森林保全の功労で環境大臣表彰
コメントを書く