アユの卵1050万粒を放流
2013年10月10日
発眼卵を付着させたヤシの樹皮を放流場所へ運ぶ千種川漁協の組合員
アユは川で孵化して稚魚期を海で過ごし、成長すれば産卵のため川を上る。発眼卵は卵膜越しに肉眼で目が認められるようになった魚卵。すぐに孵化するため、卵のまま他の生き物に捕食されるリスクを減らせるメリットがある。
卵を付着させたヤシの樹皮を組合員と関係者約10人でいかだに結び、井堰の下流側へセット。直径約1ミリ、1グラムで約2500個という発眼卵は目を凝らさなければわからないほどの小ささ。受精から11日目で、その日のうちに8割方が孵化、残りも翌日には殻を破るという。
同漁協によると、発眼卵放流は昨年、県下で初めて実施。約350万粒を放流したところ、今春の天然遡上が推計で前年より2〜3割アップし、7〜8トンになった。「予想以上の効果があった」(盛崎組合長)ことから、今年の放流量を昨年の3倍に増やした。
盛崎組合長は「海で育った個体は強くて味もよい。遡上するアユが跳ねる光景が楽しみ」と成果を心待ちにしている。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2013年10月12日(2057号) 3面 (8,327,536byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
農・漁業マイスター第1号を認定 [ 商業・経済 ] 2012年03月30日るるぶ特別編集「備前・赤穂・上郡」 [ 商業・経済 ] 2012年03月19日商工会議所の無料相談会 [ 商業・経済 ] 2012年03月01日“かき☆ガール”3姉妹が特産PR [ 商業・経済 ] 2012年02月04日中小企業向け無料相談会 「希望」持てるかどうかは国民次第 [ 商業・経済 ] 2012年01月31日商店街でもちつき 海の香り凝縮「かきせんべえ」 [ 商業・経済 ] 2012年01月14日「動いて伸びる年に」新年交礼会 事業資金の無料相談会 [ 商業・経済 ] 2012年01月04日商工会議所の優良従業員表彰 [ 商業・経済 ] 2012年01月02日“猫の手”借りて開運招福 [ 商業・経済 ] 2012年01月01日カキ料理の食べ歩きパンフ [ 商業・経済 ] 2011年12月23日商工会議所の無料相談会 [ 商業・経済 ] 2011年11月28日お茶屋さんが作った「抹茶塩」 [ 商業・経済 ] 2011年11月10日
コメント
漁師の反対にあったとか聞いたんですが、その後どうなったんだろう・・・
0 0
投稿:美しい瀬戸内海 2013年10月10日コメントを書く