昭和ほのぼの、創作和紙人形展
2014年03月07日
特集展示「荒木富佐子創作和紙人形展−陽だまりの想い」の作品の一つ「とんど」
特集展示「荒木富佐子創作和紙人形展−陽だまりの想い」。
作者の荒木さん(66)=神河町寺前=は独習で和紙人形を作って40年以上になる。自分が子どものころに目にした昭和30年代の家族の思い出、原体験を題材に作品を生み出してきた。さまざまな色の和紙を重ねて肌や衣服を表現した人形は素朴ながらも生き生きとした表情。平成元年の「兵庫全国手芸コンクール」で最優秀作品に贈られる文部大臣奨励賞に輝いた。
本展では、受賞作「師走」をはじめ、浴衣を着た家族が床机に座って涼んでいる「夏の宵」、餅やミカンをあぶりながら焚き火を囲む「とんど」など28点を出品。作品説明を兼ねた詩を添えている。有年横尾の古民家模型作家、島津義弘さん(78)の作品と組み合わせた展示もある。
「いとおしい、大切だと思うもの」を再現するために人形を作っているという荒木さん。同館は「作品を通して人々の生活のぬくもりを感じてもらえれば」と鑑賞を呼び掛けている。
3月24日(月)まで午前10時〜午後4時(入館は3時半まで)。火曜休み。TEL49・3488。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2014年3月15日・第1部(2078号) 4面 (9,815,065byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
景観形成重要建造物に「坂越まち並み館」 [ 文化・歴史 ] 2023年03月01日江戸期の赤穂塩業 塩田開発や経営の側面から考察 [ 文化・歴史 ] 2023年02月28日日本遺産写真展 最優秀賞に武村晴人さん「追憶」 [ 文化・歴史 ] 2023年02月28日素直な歌声にほっこりと 5日に児童合唱団の定演 赤穂緞通の図録冊子を自費出版 [ 文化・歴史 ] 2023年02月18日山鹿素行が築かせた石垣 赤穂城二之丸門 [ 文化・歴史 ] 2023年02月18日第38回赤穂民報習字紙上展の入賞者 広重から近現代まで「華」版画展 [ 文化・歴史 ] 2023年02月17日福浦の奥道一二美さん 趣味の水彩画展 [ 文化・歴史 ] 2023年02月15日「一部浪士の脱盟は広島藩の意向か」義士会講演会 [ 文化・歴史 ] 2023年02月12日播磨各地の城下町 発掘成果の特別展 [ 文化・歴史 ] 2023年02月10日日本遺産写真展 図書館で3日から [ 文化・歴史 ] 2023年02月02日赤穂の魅力再発見講座 有年山城のフィールドワークも 故西山松之助氏 生誕110年記念で特別展 [ 文化・歴史 ] 2023年01月25日塩竈神社など日本遺産文化財に説明板 [ 文化・歴史 ] 2023年01月22日
コメントを書く