夢は「なでしこ」ジャパン 赤穂3人娘が全日本ユースサッカーへ
2008年08月02日
全日本ユースでの健闘を誓う=右から=鳥山、佐藤、讃岐の3選手
御崎の鳥山理加選手(15)=赤穂東中3年=、同じく讃岐渉選手(13)=同2年=、若草町の佐藤美穂選手(13)=赤穂中2年=。3人とも小学生のときに地元少年団でボールを蹴り始め、中学進学後も大好きなサッカーを続けようと同クラブに入った。
MFの鳥山選手は高い運動能力とサッカーセンスで攻撃起点をつくるチームの中心的存在。当たりに強い讃岐選手は攻守両方で働きが求められるボランチの役割を忠実にこなす。佐藤選手はスピードを武器にゴール前に切り込む将来性豊かなFWだ。
5月にあった関西予選では鳥山、讃岐両選手がスタメンを任された。予選リーグで前年覇者のFCアギラス(神戸市)を2―0で撃破。FCヴィトーリア(高槻市)と対戦した決勝は鳥山選手の得点などで4―0と快勝するなど全6試合負けなしで初優勝を飾った。
「日本代表」を将来の目標とする3人にとって全日本ユースはあこがれの大会。
「自分の持っている技術を見せたい」(佐藤選手)「日本のサッカーを変えるぐらいの気持ちで」(讃岐選手)と今大会にかける意気込みは強く、鳥山選手からは“優勝宣言”も飛び出した。
同クラブのメンバー数は現在、中学から高校までの34人。約6割が姫路市内の選手で、3人は毎日電車に乗って姫路の練習場に通っている。
「3人は人一倍サッカーへの情熱がある」と小林修監督(49)。「全国の強豪にどこまで通用するか、思い切ってぶつかってほしい」と“3人娘”の奮闘に熱い眼差しを注いでいる。
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掲載紙面(PDF):
2008年8月2日(1806号) 1面 (7,473,639byte)
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