小國、日本タイトル王座決定戦へ
2014年11月06日
日本タイトル戦が決まった小國以載選手=角海老宝石ジム提供
ジム移籍後4戦目で巡ってきた大きなチャンス。ゴングまであと1カ月。小國選手は「この機会を用意してくれた会長はじめ応援してくれている人たちに本当に感謝している。絶対に期待に応える」と必勝を期している。
小國選手は昨年3月、東洋太平洋(OPBF)タイトルの4度目の防衛戦で和氣慎吾選手(27)=古口協栄=に敗北。一度は引退を表明したが、「何がなんでも世界タイトルを獲る」と現役続行を決意し、過去に3人の世界王者を送り出している角海老宝石ジムへ移籍した。
移籍後は3戦全勝。通算戦績を14戦13勝(4KO)1敗に伸ばし、WBC世界13位、OPBF4位、日本1位にランキングされている。トレーナーの阿部弘幸さん(43)は、「ボクシングセンスがずば抜けている。世界を獲れる逸材に間違いない」と能力に太鼓判を押す。
今回の試合は前チャンピオンのベルト返上に伴い、同級2位の石本康隆選手(32)=帝拳=と対戦する王座決定戦。石本選手は昨年3月、元WBO同級チャンピオンで当時同級1位だったウィルフレド・バスケスjrをマカオで2−0の判定で撃破した右のボクサーファイターだ。31戦24勝(7KO)7敗のキャリアには小國選手に土をつけた和氣選手から奪った白星も含まれ、王座を懸けた試合にふさわしいリングになりそうだ。
「一度失って、ベルトの重みを痛感した」と語る小國選手。悲願の世界挑戦への道を開くためにも負けられない戦いになる。
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掲載紙面(PDF):
2014年11月22日(2112号) 1面 (12,122,450byte)
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