吉右衛門が主人公の歴史小説
2014年12月13日
長編歴史小説『吉右衛門の戀』の表紙
幕府の刺客に追われる危険にさらされながらも役目を果たすために京、江戸、三次などを巡る吉右衛門。討ち入りの顛末を知る者として生きることを宿命づけられた運命を、各地で出会う女性たちがやさしく包み込む。
「若い頃から小説を書くことが夢だった」という、埼玉県在住の団体職員、金子明さん(66)=ペンネーム・佐々木衛=が自費出版。現地取材と文献調査で丹念に足跡を追い、2年前には赤穂で花岳寺や赤穂大石神社も訪れて創作イメージをふくらませた。初めての上梓で荒削りな面は否めないが、生い立ちから丁寧に人物像を積み上げた力作だ。
「武士としては、いっそ腹を切った方が余程楽だったはず。そうしなかったところに真の強さを感じる」と金子さん。「強さも弱さもある一人の男が武士道を貫いた生き様を感じてもらえれば」と話している。
四六判349ページで一部1700円+税。赤穂大石神社でも販売している。問い合わせはTel03・3291・2295(創英社)。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2014年12月13日(2115号) 3面 (11,813,801byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 文化・歴史 ]
華やかに「乾杯」30回目の定演 [ 文化・歴史 ] 2013年06月23日文様に感動、雲火焼の作陶体験 [ 文化・歴史 ] 2013年06月23日赤松氏一族の歴史を学ぶ 「塩田案内人」受講者10人募集 夏休み子ども茶道教室 鳥井の「曳きとんど」29年ぶり復活へ [ 文化・歴史 ] 2013年06月18日「感謝」テーマに千種会書展 [ 文化・歴史 ] 2013年06月16日早乙女が「お田植祭」 コンセル・ヌーボの第30回定演 有年考古館で「職人の匠と技」展 [ 文化・歴史 ] 2013年06月07日「赤穂の祭り」テーマ写真展 [ 文化・歴史 ] 2013年06月06日高齢者大学OB仲間で水墨画展 [ 文化・歴史 ] 2013年06月05日作り手偲んだ篠笛コンサート [ 文化・歴史 ] 2013年06月05日ものづくり作家たちの共同展 [ 文化・歴史 ] 2013年06月05日プロ能楽師が小学校で出張講座
コメントを書く