市長選の投票率向上を目指し、赤穂青年会議所（ＪＣ）はインターネット上で選挙情報や候補者の主張などを紹介する選挙啓発サイトを１月１日（木・祝）に開設する。立ち上げに協力した市選管は「時代に合った取り組み。投票率アップにつながることを期待したい」と話している。
　サイトはソーシャル・ネットワーキング・サービス（ＳＮＳ）のフェイスブックを活用。「赤穂市選挙啓発プロジェクト〜選挙に来とっけー！〜」のタイトルで赤穂ＪＣが選管の協力を得て運営管理し、投開票翌日の１月１９日（月）まで公開する。
　選挙日程、期日前投票の方法など基本的な情報を掲載するほか、投票日までの日数のカウントダウンを表示して選挙ムードを高揚。新市長への期待を書いたボードを持つ市民の写真を掲出して市政への関心も喚起する。
　一番の目玉は告示日の午後５時以降にアップする候補者のスピーチ動画。一人５分以内のルールで収録した映像をノーカットで公開する。また、市政課題に関する質問への回答も公表し、候補者の公約や考え方を広く届ける。公平中立を徹底しようと、閲覧者が投稿したコメントはすべて非表示とする。
　選挙期間中に候補者の写真や公約などをインターネット上へアップすることは、以前は公職選挙法で禁じられていたが平成２５年４月の法改正で解禁。メールアドレスなど連絡先さえ表示すれば誰でも掲載して構わなくなり、候補者の主張を比較検討できるサイトの立ち上げが各地の選挙で見られるようになった。
　同会議所は「選挙を身近に感じてもらい、積極的に投票所へ足を運んでほしい。政治への関心を高めることにもつながれば」としている。
　サイトのＵＲＬは http://www.facebook.com/senkyoni.kitokkee

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掲載紙面（PDF）：
2015年1月1日・第２部(2118号) 1面 (10,626,594byte)
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