「スピードで市政に勢い」明石新市長インタビュー
2015年01月30日
第7代赤穂市長に就任した明石元秀市長(64)=加里屋=に現在の心境や今後の市政にかける抱負などをインタビュー取材した。取材は27日。以下、一問一答。
−市長として登庁した心境は
「みんなに迎えられ、『これは頑張らんといかん』と。訓示のときも自分に集まる職員の視線に責任の重さを感じた。やり切ることが自分の仕事だと思った」
−選挙戦で感じたことは
「市民が何らかの変化を求めていることも感じた。その思いを受け止めて市政に当たりたい」
−当選から初登庁まで中8日間をどのように過ごしたか
「市民から多くの要望、意見、忠告を受け、絶えずメモした毎日。とてもありがたい。所管に伝えるだけでなく、必要なら自分でも現場に足を運びたい」
−最初の1年で実現できる公約は
「アフタースクールの全校区6年生までの拡充、地区別市政懇談会の実施は初年度から始める。定住促進策として住宅取得費の一部助成制度も導入したい。市民生活に直結するものほど早急に着手するつもり」
−総合計画の見直しもすぐに取り組むことに挙げていた
「現実を直視すれば、目標人口は見直さざるを得ないだろう。コンパクトなまちを目指す」
−人口減対策は
「少子化対策のプロジェクトチームを立ち上げる。市民、専門家の意見も取り入れる。『赤穂市を永遠に残す』という気構えで取り組む」
−市民病院2期構想について
「困難はあると思うが、計画通り進めれば、『患者からも医師からも選ばれる病院』にできる。市民の健康を守る最後の砦。現場が働きやすい環境を作るために最大限のバックアップをする」
−産廃最終処分場計画への対応は
「管理型については反対。安定型については、市民の不安が払拭されない限り反対。場合によっては県、事業者から話を聴く」
−御崎・東浜地区のにぎわいづくり施設整備の構想は
「形態はいろいろな可能性がある。具体化へ向け、関係各方面との協議に入りたい」
−広域連携についての考えを
「今後の行政運営に広域連携は必要である。特に観光振興、ごみ処理などで効果が期待できると考えている。市町合併については今の時点では何とも言えない。合併により市民生活が良くなるかどうかという観点で考えるべきと思う」
−高取峠のトンネル化は手始めに何をするか
「27年度中に坂越大橋が完成する。そうなれば、次はトンネルだ。相生市と連携して、国と県へ今まで以上に強く要望していきたい」
−すべての公約が4年間で達成、実現されると期待してよいか
「膨大なボリュームだが、市民との約束を守れるように全力を尽くす」
−副市長はどういった人材に任せたいか
「現段階では白紙。3月議会には提案したい」
−新年度予算に新たな施策を盛り込むか
「すでに骨格が出来ているので大きく変更することは難しいが、各所管からヒアリングを行い、可能な限り盛り込みたい。特に子育て支援の分野に重点を置きたい」
−市長として心掛けることは
「どんなときでも謙虚に。これまでは『感情がすぐに顔に出る』と人から言われたが、辛口の意見であっても、ぐっとこらえて聴くようにする」
−市政運営全般について抱負を
「市民から『変わったな』と思われるような市政運営を行いたい。同じ施策でも切り口を工夫する。もたもたせず、スピード感のある行政で勢いをつける。自分自身も甘さを捨て、これからは前へ出ていく」
−赤穂市政にとって、この4年間をどのように位置づけるか
「種まきの4年。市政発展のきっかけをできるだけ多く植え付けたい」
−職員へメッセージを
「まずは訓示で話したことを心掛けてほしい。それに加えて、社会変化を予測してスピード感のある仕事をするためにアンテナを高くしてほしい」
−市民へメッセージを
「行政だけではできないことが多い。市民との協働で進めていきたい。責任を果たすために精一杯、力一杯やっていくので、ご協力をお願いします」
掲載紙面(PDF):
2015年1月31日(2121号) 3面 (11,079,415byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
−市長として登庁した心境は
「みんなに迎えられ、『これは頑張らんといかん』と。訓示のときも自分に集まる職員の視線に責任の重さを感じた。やり切ることが自分の仕事だと思った」
−選挙戦で感じたことは
「市民が何らかの変化を求めていることも感じた。その思いを受け止めて市政に当たりたい」
−当選から初登庁まで中8日間をどのように過ごしたか
「市民から多くの要望、意見、忠告を受け、絶えずメモした毎日。とてもありがたい。所管に伝えるだけでなく、必要なら自分でも現場に足を運びたい」
−最初の1年で実現できる公約は
「アフタースクールの全校区6年生までの拡充、地区別市政懇談会の実施は初年度から始める。定住促進策として住宅取得費の一部助成制度も導入したい。市民生活に直結するものほど早急に着手するつもり」
−総合計画の見直しもすぐに取り組むことに挙げていた
「現実を直視すれば、目標人口は見直さざるを得ないだろう。コンパクトなまちを目指す」
−人口減対策は
「少子化対策のプロジェクトチームを立ち上げる。市民、専門家の意見も取り入れる。『赤穂市を永遠に残す』という気構えで取り組む」
−市民病院2期構想について
「困難はあると思うが、計画通り進めれば、『患者からも医師からも選ばれる病院』にできる。市民の健康を守る最後の砦。現場が働きやすい環境を作るために最大限のバックアップをする」
−産廃最終処分場計画への対応は
「管理型については反対。安定型については、市民の不安が払拭されない限り反対。場合によっては県、事業者から話を聴く」
−御崎・東浜地区のにぎわいづくり施設整備の構想は
「形態はいろいろな可能性がある。具体化へ向け、関係各方面との協議に入りたい」
−広域連携についての考えを
「今後の行政運営に広域連携は必要である。特に観光振興、ごみ処理などで効果が期待できると考えている。市町合併については今の時点では何とも言えない。合併により市民生活が良くなるかどうかという観点で考えるべきと思う」
−高取峠のトンネル化は手始めに何をするか
「27年度中に坂越大橋が完成する。そうなれば、次はトンネルだ。相生市と連携して、国と県へ今まで以上に強く要望していきたい」
−すべての公約が4年間で達成、実現されると期待してよいか
「膨大なボリュームだが、市民との約束を守れるように全力を尽くす」
−副市長はどういった人材に任せたいか
「現段階では白紙。3月議会には提案したい」
−新年度予算に新たな施策を盛り込むか
「すでに骨格が出来ているので大きく変更することは難しいが、各所管からヒアリングを行い、可能な限り盛り込みたい。特に子育て支援の分野に重点を置きたい」
−市長として心掛けることは
「どんなときでも謙虚に。これまでは『感情がすぐに顔に出る』と人から言われたが、辛口の意見であっても、ぐっとこらえて聴くようにする」
−市政運営全般について抱負を
「市民から『変わったな』と思われるような市政運営を行いたい。同じ施策でも切り口を工夫する。もたもたせず、スピード感のある行政で勢いをつける。自分自身も甘さを捨て、これからは前へ出ていく」
−赤穂市政にとって、この4年間をどのように位置づけるか
「種まきの4年。市政発展のきっかけをできるだけ多く植え付けたい」
−職員へメッセージを
「まずは訓示で話したことを心掛けてほしい。それに加えて、社会変化を予測してスピード感のある仕事をするためにアンテナを高くしてほしい」
−市民へメッセージを
「行政だけではできないことが多い。市民との協働で進めていきたい。責任を果たすために精一杯、力一杯やっていくので、ご協力をお願いします」
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2015年1月31日(2121号) 3面 (11,079,415byte)
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