観光ボランティアの沼田義明さんに知事賞
2015年01月31日
名所や史跡案内の話術とテクニックを競う「ひょうご観光ボランティアガイド発表会」(ひょうごツーリズム協会主催)で、播州赤穂観光ガイド協会の沼田義明さん(75)=平成町=が最優秀賞の知事賞を受賞した。同協会からの知事賞受賞は4年前の鍋谷晴紀会長(65)=加里屋=に続き2人目。
発表会はガイドの育成と地域活性化を目的に平成19年度に始まり8回目。22日に神戸市中央区の兵庫県民会館で行われ、県下から9組が出場した。審査員と見学者約150人を前に10分間の持ち時間でそれぞれの地元スポットの観光案内を実演した。
沼田さんは「赤穂の歴史が凝縮しており、ぜひお連れしたい史跡」と位置づける花岳寺を選び、普段行っているのと同じガイドを披露した。由緒や建築様式など基本的な事項を押さえつつ、寺号の由来や「大石名残の松」にまつわる逸話といった一般にはあまり知られていない内容も解説。境内の歌碑を紹介する場面では和歌に節をつけて歌うなど豊かな表現力で聴衆をひき付けた。
先に観光案内ボランティアをしていた妻の友人から誘われ、「定年後の生きがいづくりに」と63歳でガイドを始めた。「いかにネタを多く持っているかが大切」と、赤穂や義士に関する新聞記事が目に留まれば必ず切り抜いて保存する。年間40~50組を受け持ち、観光客の年代や趣味などに合わせて話の中身を変える引き出しの多さ、ほがらかな語り口が好評で、指名で予約が入ることもある。
「もう一度訪れたいと言ってもらえたときに一番やりがいを感じる」と沼田さん。「12年の経験を認めてもらえたようでうれしい」と受賞を喜び、「これからも研さんを積んでお客さんを喜ばせたい」と意気込んだ。
掲載紙面(PDF):
2015年1月31日(2121号) 1面 (11,079,415byte)
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発表会はガイドの育成と地域活性化を目的に平成19年度に始まり8回目。22日に神戸市中央区の兵庫県民会館で行われ、県下から9組が出場した。審査員と見学者約150人を前に10分間の持ち時間でそれぞれの地元スポットの観光案内を実演した。
沼田さんは「赤穂の歴史が凝縮しており、ぜひお連れしたい史跡」と位置づける花岳寺を選び、普段行っているのと同じガイドを披露した。由緒や建築様式など基本的な事項を押さえつつ、寺号の由来や「大石名残の松」にまつわる逸話といった一般にはあまり知られていない内容も解説。境内の歌碑を紹介する場面では和歌に節をつけて歌うなど豊かな表現力で聴衆をひき付けた。
先に観光案内ボランティアをしていた妻の友人から誘われ、「定年後の生きがいづくりに」と63歳でガイドを始めた。「いかにネタを多く持っているかが大切」と、赤穂や義士に関する新聞記事が目に留まれば必ず切り抜いて保存する。年間40~50組を受け持ち、観光客の年代や趣味などに合わせて話の中身を変える引き出しの多さ、ほがらかな語り口が好評で、指名で予約が入ることもある。
「もう一度訪れたいと言ってもらえたときに一番やりがいを感じる」と沼田さん。「12年の経験を認めてもらえたようでうれしい」と受賞を喜び、「これからも研さんを積んでお客さんを喜ばせたい」と意気込んだ。
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