合併60周年「有年の偉人・賢人」展
2015年03月26日
政治や文化、医療などの各分野で、すぐれた功績を残した郷土ゆかりの人物を一堂に紹介する特別展示「有年の偉人・賢人から学び知る」が有年楢原の赤穂市立有年考古館(宮崎素一館長)で開催されている。入館無料。
旧有年村が昭和30年(1955)に赤穂市と合併から今年4月で60周年になるのを記念して企画した。初代村長の松田新治郎(1857−1915)、日弁連副会長を務めた中塚正信(1893−1973)、竹研究の第一人者として知られた室井綽(1914−2012)など近世以降の約45人について業績と足跡をまとめた。
華道家の千葉龍卜(生年不詳−1808)が創始した源氏流の教本、地域の医療と文化振興に尽くした松岡與之助(1888−1932)・秀夫(1904−85)兄弟の診療器具、茶道などの家元制度を「江戸学」として体系化した歴史学者の西山松之助(1912〜2012)所蔵の茶杓など遺品や古写真など計約50点を展示している。
有年組大庄屋の有年良左衛門(1759〜1837)は公共事業や村民の紛争仲介で民生の福利に努めた。原集落に初めて寺子屋を作った大嶋万助(1762−1839)は雲火焼を創出した大嶋黄谷の祖父でもある。藤原正雄(1903−61)は神戸から移住して西有年横山地区の開拓に尽力。県教委教育次長も歴任した松井利男(1910−87)は同和教育の推進と拡充に大きく貢献した。
「今日の有年を築いた方々の功労を知り、ふるさとに誇りを持ってほしい」と同館。5月11日(月)まで午前10時〜午後4時(入館は3時半まで)。火曜休館(ただし5月5日は開館し、7日に休館)。Tel49・3488。
掲載紙面(PDF):
2015年3月28日(2129号) 4面 (14,308,667byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
旧有年村が昭和30年(1955)に赤穂市と合併から今年4月で60周年になるのを記念して企画した。初代村長の松田新治郎(1857−1915)、日弁連副会長を務めた中塚正信(1893−1973)、竹研究の第一人者として知られた室井綽(1914−2012)など近世以降の約45人について業績と足跡をまとめた。
華道家の千葉龍卜(生年不詳−1808)が創始した源氏流の教本、地域の医療と文化振興に尽くした松岡與之助(1888−1932)・秀夫(1904−85)兄弟の診療器具、茶道などの家元制度を「江戸学」として体系化した歴史学者の西山松之助(1912〜2012)所蔵の茶杓など遺品や古写真など計約50点を展示している。
有年組大庄屋の有年良左衛門(1759〜1837)は公共事業や村民の紛争仲介で民生の福利に努めた。原集落に初めて寺子屋を作った大嶋万助(1762−1839)は雲火焼を創出した大嶋黄谷の祖父でもある。藤原正雄(1903−61)は神戸から移住して西有年横山地区の開拓に尽力。県教委教育次長も歴任した松井利男(1910−87)は同和教育の推進と拡充に大きく貢献した。
「今日の有年を築いた方々の功労を知り、ふるさとに誇りを持ってほしい」と同館。5月11日(月)まで午前10時〜午後4時(入館は3時半まで)。火曜休館(ただし5月5日は開館し、7日に休館)。Tel49・3488。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2015年3月28日(2129号) 4面 (14,308,667byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
15日に各神社で「とんど祭り」 ユネスコ文化遺産「大垣祭」赤穂出身画家が天井画制作中 [ 文化・歴史 ] 2023年01月01日全国伝統的工芸品展で赤穂緞通作家2人入選 [ 文化・歴史 ] 2023年01月01日有年考古館で企画展「看板・立札・道しるべ」 [ 文化・歴史 ] 2022年12月22日「ウサギのように飛躍を」児童ら描いた干支大絵馬 特別展「上方の忠臣蔵浮世絵」貴重な190点 [ 文化・歴史 ] 2022年12月10日義士引き揚げルート 中央義士会が一部見直し [ 文化・歴史 ] 2022年12月10日赤穂民報主催・第38回習字紙上展の出品規定 義士行列の小道具に「槍印」加えては [ 文化・歴史 ] 2022年12月04日「目指すは金賞」マーチングバンド全国大会へ [ 文化・歴史 ] 2022年12月02日赤穂の「十年一昔」ほのぼの写真展 [ 文化・歴史 ] 2022年12月02日力作並ぶ義士祭学童書道展 市民会館で4日まで 創立150年の尾崎小で記念授業 泊まりがけで来場も「ビートルズレコード音楽祭」 [ 文化・歴史 ] 2022年11月27日赤穂義士が討ち入りに持参 自筆の槍印 [ 文化・歴史 ] 2022年11月26日
コメントを書く