コレクター所蔵“幻の名陶”を公開
2015年04月25日
展示品の一つ「染付龍鳳凰文水次」
江戸中期から明治初期に出石地方で作られた古出石焼。藍色で文様を描いた白磁、伊万里焼の影響がうかがえる青磁などがある。大胆な造形と細部に見られる高い技術力、躍動感のある文様を持ちながら、専門家による検証が浅く、他産地の作品と混同されることが多い。「この魅力を埋もれさせるのは惜しい」と同ミュージアムの桃井香子(よしこ)オーナー(72)が昨年に続いて展示会を企画した。
豊岡、神戸など収集家約20人が協力。古出石焼の特徴を示す雁金文様入りの鉢、帆船をかたどった筆洗など約60点が集まった。出石地方の伝承を図案化した大皿、コウノトリを描いた茶碗といった地域性のある作品も並ぶ。
ほとんどが一般公開は初めての品だといい、桃井オーナーは「一つひとつの作品が持つロマンを味わってもらえれば」と話している。
2階展示室で鑑賞料500円。6月29日(月)まで午前10時〜午後4時。火曜休館。Tel56・9933。
<前の記事 |
『赤穂の文化』第6号刊行 [ 文化・歴史 ] 2012年03月24日Mフォトクラブ、写真サークル展 [ 文化・歴史 ] 2012年03月22日バイオリン教室、10年目の発表会 近畿最西端の方形周溝墓が出土 [ 文化・歴史 ] 2012年03月16日過去最多の「怒り」集まる [ 文化・歴史 ] 2012年03月14日喜寿記念に趣味の写真展 [ 文化・歴史 ] 2012年03月12日「坂越の船祭」国重要無形文化財に正式決定 [ 文化・歴史 ] 2012年03月09日江戸時代の時計など企画展 [ 文化・歴史 ] 2012年03月08日植物園の花をマクロ撮影 [ 文化・歴史 ] 2012年03月08日憧れの大ホールで成果発表 江戸後期、元禄赤穂事件の筆写本 [ 文化・歴史 ] 2012年03月03日美術工房の家族ら5人展 [ 文化・歴史 ] 2012年03月03日坂越で三味線ライブと寄席 メイプル写友会、4日まで会員展 [ 文化・歴史 ] 2012年03月02日グループ四季彩の第3回展 [ 文化・歴史 ] 2012年03月02日
コメントを書く