「農業に元気を」若手後継者が連携
2015年05月30日
若手農業者で作る「潮風と大地」のメンバー
平成22年に「農家同士の情報交換と交流の場を」と発足し、現在は米農家や果樹園経営、酪農業など9人。商品にグループのロゴシールを貼って野菜市や市内外のイベントに出荷し、統一ブランドとしての知名度アップを図っている。
互いに現場作業が忙しく、集まれるのは年4回程度。日頃の情報交換は会員制交流サイトのフェイスブックでやり取りしている。同じ第一次産業だからこそ話が通じる一方、扱う作物が異なる他のメンバーの意見が刺激やヒントにつながることもあるという。
新しいアイデアが出ればトライしてみる柔軟さと行動力が売り。今年2月には塩の専門家を招いた勉強会を開き、赤穂特産の塩を畑に散布することで作物の糖度を上げる試みをスタートさせた。会員同士の生産物を組み合わせたコラボ商品の開発にも知恵を絞る。
脱サラしてイチゴ栽培を勉強中の森田知善さん(39)=相生市=は今春入会した一人。「早く自分が収穫した作物でお客さんを喜ばせられるようになりたい」と熱心だ。会長の宮脇信一郎さん(38)=中広=は「僕たちの活動が、これから農業を始めようという若者の後押しにもなれば」と抱負を話している。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2015年5月30日(2137号) 1面 (10,503,669byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
アートマイルの塩飽さんに日本人初“地球功労賞” [ 社会 ] 2008年03月29日新小学一年生に蛍光カバー 年間観光客数190万人に [ 社会 ] 2008年03月29日天然記念物の生島で樹林観察 南海地震想定して災害時訓練 [ 社会 ] 2008年03月29日地球のために自分にできること 第1期生61人が卒業 [ 社会 ] 2008年03月16日入場料お得な観光パス新発売 [ 社会 ] 2008年03月15日植村直己さんに捧げるラン [ 社会 ] 2008年03月15日スプリング8運営の財団が職員採用で不正 市職員のアイディアで「忠臣蔵ストラップ」 [ 社会 ] 2008年03月08日「ちどり号のおじさん」に職業奉仕賞 [ 社会 ] 2008年03月08日「千種川の生態」35冊目に 自分の身は自分で守る 残留孤児が語る戦争の悲惨さ [ 社会 ] 2008年03月08日
コメントを書く