「経営者より商売人でありたい」赤穂出身の木村元昭・TSUTAYA社長
2008年08月30日
赤穂出身の木村元昭社長。子どものころ、年越しそばを売ったという親戚のそば店で
大学を卒業して22歳で入社。レジまで商品を運びやすいように店内にかごを置くなど来店者の目線に立ったアイデアを連発し、2度の社長賞に輝いた。中高6年間は高知の明徳義塾で好きな野球に打ち込んだが、「ずっと球拾い」。社会人になって、「すぐに仕事を任せてもらえたことが何よりもうれしかった」と振り返る。
活躍が認められ、「俺の近くで学べ」と創業者・増田宗昭社長(当時)の“かばん持ち”に。3カ月間、朝から晩まで行動をともにし、「商売というよりも、人としてのあり方」を仕込まれた。
入社5年目で枚方にある1号店の移転プロジェクトを任され、平成11年には同社初の旗艦店「SHIBUYA TSUTAYA」のオープンを手がけた。「与えられた役割をコツコツやってきた」結果、会社の成長軌跡と重なるように、気がつけば一社員から会社のリーダーになっていた。
加里屋で漬物店を営む家に生まれ、幼いころから配達を手伝った。「小さいのにえらいね」。客からの一言が「商売人になりたい」との気持ちを芽生えさせた。
「経営者でもサラリーマンでもなく、商売人でありたい」
社長になった今も、当時と変わらない思いを持ち続けている。
住まいは常に「自分の担当店から10分圏内」。現在は渋谷店まで電車で10分のマンションに妻と小学生の長女、長男の4人で暮らしている。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2008年8月30日(1810号) 3面 (6,333,459byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
「ぜひ投票所へ」義士娘もPR [ 社会 ] 2009年06月28日「バリバリの認知症」太田正博さんが講演 [ 社会 ] 2009年06月27日厄除けうちわ予約受付中 [ 社会 ] 2009年06月24日「ノーチャイム精神」受け継がれて35年 [ 社会 ] 2009年06月19日景況感3期連続悪化も見通しは回復 [ 商業・経済 ] 2009年06月17日苦手なニンジンも「おいしいよ」 不審者防犯を親子で学習 新型インフルで姉妹都市派遣を中止 「みのり赤穂」念願の直売店オープン 夜店の盛り上げに学生も一役 土のう作りで防災への意識付け [ 社会 ] 2009年06月12日3セク損賠 利息含めた完済は「600年後」 [ 社会 ] 2009年06月12日優良食品衛生表彰者決まる [ 社会 ] 2009年06月12日赤穂にちなんだ洋菓子が人気 [ 商業・経済 ] 2009年06月11日JC会員と市職員が同世代ディスカッション [ 社会 ] 2009年06月10日
コメントを書く