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袋の中で洗浄「シャボン・ラッピング」

 2015年09月07日 
ビニール袋の中で手を洗浄する「シャボン・ラッピング」の講習会
 要介護者など浴槽に浸かることが難しい場合の手足洗浄に役立つ「シャボン・ラッピング」の講習会が中広の市総合福祉会館でこのほどあり、介護現場で働く人など17人が受講した。
 日常の介護やボランティア活動で活用してほしいと市社会福祉協議会が主催。相生市内の老健施設に勤める看護師の小島智子さん(56)=中広=を講師に招いた。小島さんは赤穂市民病院の脳外科病棟に勤務していた約15年前からシャボン・ラッピングを看護に取り入れたという。
 ホイップ状に泡立てた石けんが入ったビニール袋の中に要介護者の手を入れ、泡が密着するように数分間マッサージ。袋の口で泡を落とすように腕を抜き取り、ホットタオルでふき取った。
 桶やバケツにかぶせたビニール袋の中なら、こぼさずに泡立てられる。ボディソープ約10ミリリットルにお湯30ミリリットルで、ちょうど良い泡に。大きめの袋を用意すれば足も洗うことができる。洗浄後は湯冷めしないように保温することが大切という。
 参加者らは2人一組で相互に体験。「泡がフワフワして心地良い」などの声が聞かれた。「相手に声を掛けて、表情を見ながら行って」と小島さん。片浜町の介護福祉士、木村明美さん(49)は「利用者とのコミュニケーションの時間にもなりそう」と話した。
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