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「暴力許すな」市民大会に400人

 2015年11月27日 
「暴力を許すな」と気勢を揚げる大会参加者
 明るく住みよい安全な地域社会の実現へ連携を図ろうと、「平成27年度暴力追放・地域安全赤穂市民大会」が26日、中広の市文化会館ハーモニーホールであり、関係機関や団体から参加した約400人が「安全で安心な街づくりの実現に向けて行動することをここに宣言します」などとする大会宣言を採択した。
 同大会は「赤穂暴力団と関係を断つ会」が発足した平成4年から毎年行われ、24回目。主催者を代表して明石元秀市長、「赤穂暴力団と関係を断つ会」の藤野高之会長、宇仁貫一・赤穂警察署長があいさつした。福岡県内初の民間暴対組織として5年前に設立した「早良・城南暴力団等排除推進協議会」から原口信一会長が来場し、「運動を全国に広げていこう」と呼び掛けた。
 全国の暴力団情勢を巡っては今年9月、国内最大規模の指定暴力団である山口組から一部の団体が離脱して新組織を結成。抗争の激化が懸念されている。一方、赤穂市内では平成23年以降、暴力団組事務所が皆無の状態だ。
 この日は式典後、兵庫県警音楽隊の先導で市街を約1・2キロパレード。「暴力団追放」と書かれたのぼり旗やプラカードを手に練り歩き、赤穂駅前ロータリーでシュプレヒコールを行った。参加した赤穂市内の70代男性は「安全なまちを守りたい」と気持ちを引き締めていた。
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掲載紙面(PDF):
2015年12月5日(2164号) 3面 (16,296,235byte)
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