《目坂崩落訴訟》原告の赤穂市が上告断念
2015年12月01日
地権者が管理上の注意義務を怠ったために山林が崩落して市道が通行できなくなったとして、赤穂市が目坂の山林所有者らを相手に損害賠償などを求めた裁判で、一審と二審とも訴えを棄却された赤穂市は最高裁への上告を断念した。
先月12日の大阪高裁判決は、「(被告の)土地で土石崩落が発生することまでは予見できたとしても、それによって市道上に被害が及ぶことについてまで予見可能だったと認めることはできない」とし、崩落事故が発生した平成22年6月当時に山林を所有していた西脇市内の不動産会社の管理責任を一審の神戸地裁姫路支部判決に続いて否定。崩落事故に伴う市道通行止めや道路改良工事にかかった費用約1億9500万円の賠償を求めた赤穂市の請求を棄却した。
上告断念により、現在の土地所有者である岐阜市内の女性に落石防護柵の設置を命じた判決が確定した。現場では今年に入ってからも崩落斜面から落石が続いており、市は「判決を受け入れ、落石防護柵の設置の手続きを進める」としている。
関連サイト:
《目坂崩落訴訟》控訴審判決 市の訴え棄却
掲載紙面(PDF):
2015年12月5日(2164号) 1面 (16,296,235byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
先月12日の大阪高裁判決は、「(被告の)土地で土石崩落が発生することまでは予見できたとしても、それによって市道上に被害が及ぶことについてまで予見可能だったと認めることはできない」とし、崩落事故が発生した平成22年6月当時に山林を所有していた西脇市内の不動産会社の管理責任を一審の神戸地裁姫路支部判決に続いて否定。崩落事故に伴う市道通行止めや道路改良工事にかかった費用約1億9500万円の賠償を求めた赤穂市の請求を棄却した。
上告断念により、現在の土地所有者である岐阜市内の女性に落石防護柵の設置を命じた判決が確定した。現場では今年に入ってからも崩落斜面から落石が続いており、市は「判決を受け入れ、落石防護柵の設置の手続きを進める」としている。
<前の記事 |
関連サイト:
《目坂崩落訴訟》控訴審判決 市の訴え棄却
掲載紙面(PDF):
2015年12月5日(2164号) 1面 (16,296,235byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
産廃汚泥を「不法投棄」 現場から六価クロム検出 ベトナムから留学 介護福祉士に合格 [ 社会 ] 2023年06月17日大津の酪農牧場 堆肥保管庫の建設計画 「来日の飛行機代足りない」詐欺見抜いたコンビニ店長に感謝状 [ 社会 ] 2023年06月13日ワクチンコールセンター 受託企業が過大請求か [ 社会 ] 2023年06月10日赤穂化成社長・池上良成氏に県功労者表彰 産業振興 多数の園児が発熱・風邪症状で園閉鎖 「つつじ賞」「さくら賞」など2個人4団体表彰 来春採用市職員 職務経験者は今年度中採用可 値上げ検討、施設廃止も 18年ぶり「集中改革プラン」 警察官友の会 優良警察官2人を表彰 [ 社会 ] 2023年05月31日赤穂市民病院がモデル? 医療事故テーマの漫画が話題 [ 社会 ] 2023年05月27日《市民病院医療事故多発》市長「再検証を行う考えはない」 出水期控え水防巡察 大津の山火事跡も空から確認 [ 社会 ] 2023年05月24日加里屋中継ポンプ場 もう1基の主ポンプも故障 [ 社会 ] 2023年05月20日
コメントを書く