産廃計画地一帯を関係企業が買い占め
2016年03月19日
大阪の不動産会社、東洋開発工業所(豊能郡豊能町)が水面下で進めている西有年の管理型産廃最終処分場建設計画で、同社が計画地一帯で所有する土地約62ヘクタールと別に、同社の社長代理や役員が取締役を務める企業2社が計約186ヘクタールの土地を地続きで買い占めていることがわかった。
事業者と別に一帯の土地を所有しているのは、不動産会社S社と設計建設コンサル会社K社でいずれも所在地は大阪市西区。S社の取締役が東洋開発の「社長代理」として地元交渉に当たっており、K社の社長が東洋開発で役員を務めている。
東洋開発は平成18年2月に設立。その後約5カ月の間にS社と経営陣をほぼ同じくする同族企業から西有年と上郡町梨ヶ原にわたる約62ヘクタールの山林と保安林を購入した。同族企業はS社に対しても約98ヘクタールを22年3月と8月に分けて売却している。
また、K社は設立約3カ月後の22年1月に個人所有の山林約86ヘクタールを買収し、同じ年の5月に社長が東洋開発の取締役に名を連ねた。一昨年10月にも別の個人から約1・7ヘクタールを買い取っている。
3社が計画地一帯で所有する土地の総面積は約250ヘクタールに及び、甲子園球場全体(約3万8500平方メートル)が約65個収まる大きさ。赤穂海浜公園の約3・5倍に相当する。
東洋開発が一昨年5月に梨ヶ原自治会で行った説明によれば、事業面積は21・8ヘクタール。がれき類、汚泥、ばいじんなど13品目の廃棄物を20年間で302万立方メートル埋め立て、施設の運営管理は産廃処分業大手の大栄環境に任せる、としている。
関係企業が事業面積をはるかに上回る広さの土地を所得していることについて、住民団体「梨ヶ原・赤穂(西有年)の産廃に反対する会」は「ひとたび計画を容認すれば、さらに巨大な産廃処分場にされてしまう恐れがある」と懸念している。
関連サイト:
【関連記事】「産廃処分場反対」上郡町長に嘆願
【関連記事】産廃処分場計画の状況教えて
【関連記事】西有年でも産廃処分場計画
掲載紙面(PDF):
2016年3月19日(2178号) 1面 (11,731,532byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
事業者と別に一帯の土地を所有しているのは、不動産会社S社と設計建設コンサル会社K社でいずれも所在地は大阪市西区。S社の取締役が東洋開発の「社長代理」として地元交渉に当たっており、K社の社長が東洋開発で役員を務めている。
東洋開発は平成18年2月に設立。その後約5カ月の間にS社と経営陣をほぼ同じくする同族企業から西有年と上郡町梨ヶ原にわたる約62ヘクタールの山林と保安林を購入した。同族企業はS社に対しても約98ヘクタールを22年3月と8月に分けて売却している。
また、K社は設立約3カ月後の22年1月に個人所有の山林約86ヘクタールを買収し、同じ年の5月に社長が東洋開発の取締役に名を連ねた。一昨年10月にも別の個人から約1・7ヘクタールを買い取っている。
3社が計画地一帯で所有する土地の総面積は約250ヘクタールに及び、甲子園球場全体(約3万8500平方メートル)が約65個収まる大きさ。赤穂海浜公園の約3・5倍に相当する。
東洋開発が一昨年5月に梨ヶ原自治会で行った説明によれば、事業面積は21・8ヘクタール。がれき類、汚泥、ばいじんなど13品目の廃棄物を20年間で302万立方メートル埋め立て、施設の運営管理は産廃処分業大手の大栄環境に任せる、としている。
関係企業が事業面積をはるかに上回る広さの土地を所得していることについて、住民団体「梨ヶ原・赤穂(西有年)の産廃に反対する会」は「ひとたび計画を容認すれば、さらに巨大な産廃処分場にされてしまう恐れがある」と懸念している。
<前の記事 |
関連サイト:
【関連記事】「産廃処分場反対」上郡町長に嘆願
【関連記事】産廃処分場計画の状況教えて
【関連記事】西有年でも産廃処分場計画
掲載紙面(PDF):
2016年3月19日(2178号) 1面 (11,731,532byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
給食パン金属片混入 教育長「初期対応に課題」 文化とみどり財団新理事長に藤池俊氏 [ 社会 ] 2022年06月09日通算入館者数30万人達成 旧坂越浦会所 赤穂管内居住の新規陽性者7人(6月8日) [ 社会 ] 2022年06月08日《市民病院医療事故多発》ガバナンス検証委が初会合 [ 社会 ] 2022年06月07日赤穂管内居住の新規陽性者11人(6月7日) [ 社会 ] 2022年06月07日赤穂管内居住の新規陽性者5人(6月6日) [ 社会 ] 2022年06月06日赤穂管内居住の新規陽性者10人(6月5日) [ 社会 ] 2022年06月05日赤穂管内居住の新規陽性者8人(6月4日) [ 社会 ] 2022年06月04日《市民病院医療事故多発》検証報告に虚偽記載「科内で合議」 [ 社会 ] 2022年06月04日《市民病院医療事故多発》別の手術でもドリルで脊髄損傷「ありえない操作」病院は過誤否定 [ 社会 ] 2022年06月04日赤穂管内居住の新規陽性者9人(6月3日) [ 社会 ] 2022年06月03日《市民病院医療事故多発》外部検証 実は3件のみ 他5件は「身内」判断 [ 社会 ] 2022年06月03日《市民病院医療事故多発》医療過誤事案 警察に届けず [ 社会 ] 2022年06月02日赤穂管内居住の新規陽性者22人(6月2日) [ 社会 ] 2022年06月02日
コメント
0 0
投稿:風評被害 2016年03月23日埋める…という愚行を行うかで?人間の品格が決まると思います。我が日本では、家屋
等を立てる際に地鎮祭等を行って母なる大地を神仏から借り受ける許可を頂く訳ですが
産廃を埋めるという事は、それに反しており、いずれ業者、関係者は、天罰を受ける事に
なると思います。大阪で大地震が起こらぬ事を願いたいと思いますが…。
ちなみに私は、思うのですが『鉄筋』と『コンクリート』で『石棺』を作り(四方2mくらい)
そこに産廃を入れて『コンクリート』で封印。それを土地開発時の基礎素材(東北とか)
に使用したり、災害時に利用、軟弱地盤に道路を作る時の下地…等に再利用すれば
と思います。赤穂には『住友セメント』がありますので『市』が仲介役を行って、再処理
工場の計画を提案すれば…と思います。限定された小さな土地に産廃再生工場を作り
そこに産廃を持って来させて赤穂で『石棺』を作り、赤穂が『石棺』を売って儲けを出す
訳です。こういう事が出来れば公害を未然に防ぐ事、自然を守る事、仕事、雇用の創出
にも繋がり、赤穂市も儲かり、全て丸く納まると思います。
ちなみに『石棺』には、穴が開いていたり、パズルの様になっていたりして連結出来たり
積み上げた時の固定が強固になる様に作られれば…と思います。迅速な工法が必要
とされる場合、工期短縮に意外と役立つかもしれません。
0 0
投稿:ヒロリン♂ 2016年03月21日0 0
投稿:怖い 2016年03月20日0 0
投稿:助けてください 2016年03月20日住民市民に将来重大な健康被害を及ぼすかもしれない巨大ゴミ捨て場、さて行政の対応は如何に。
御崎には数万平米の雨水垂れ流しのソーラー発電施設が着々と出来上がっていますね。
この巨大ゴミ捨て場も、規制する法に違反していなければ指導も何も無しですかね。
法条文は行政活動の一つの手段であると思いますが、全てでは無いでしょう、公務員の職務って何?
0 0
投稿:フーム 2016年03月19日0 0
投稿:裏で何が 2016年03月19日0 0
投稿:東備西播 2016年03月19日汚染水が千種川に流れ出し、赤穂の海が汚染される。
風評被害で赤穂の海産物に影響する。
0 0
投稿:最悪の場合の想定 2016年03月19日0 0
投稿:すぐ傍にある危機 2016年03月19日コメントを書く