赤穂市内で民間初の認可保育園として４月に移転新築オープンする「あおぞら保育園」の竣工式が１９日にあり、来賓と関係者、保護者の約１００人が出席。歌やリコーダー演奏、子どもたちの遊戯披露などで完成を祝った。
　竣工した新施設は公営住宅や一戸建て民家が建ち並ぶ中広の住宅街にあり、白とオレンジを基調にした木造２階建て。延床面積は約５３６平方メートルで６つある育児室をはじめ調理室、調乳室、沐浴室などを備えている。
　同保育園は平成１６年に中川多栄子園長が自宅１階部分を増改築して認可外保育施設として開所。当時は園児２人、保育士２人でのスタートだったという。保育ニーズが高まる中、２６年１２月に認可保育園への移行を目指す発起人会を立ち上げ、準備を進めてきた。
　竣工式は吹き抜けのあるランチルームで行われ、運営法人の北野勝子理事長が「人との出会いを身近に感じながら豊かな人間関係を築ける、地域に開かれた保育園を目指しています」とあいさつ。中川園長は「目の前の子ども一人ひとりと丁寧に、ゆったりとお付き合いする保育をしていきたい」と抱負を語った。
　３歳の長女を預ける海浜町の契約職員、坂本美和さん（３８）は「新しい建物で子どももわくわくしています。伸び伸びと育ってほしい」と話していた。
　同保育園は保育士１５人で日曜と祝日、年末年始を除く午前７時から午後８時に開所。対象年齢は３カ月児〜５歳児で定員７５人。保育料は市内の公立保育所と同一基準で運営する。問い合わせはTel４５・０７３９。

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掲載紙面（PDF）：
2016年3月26日(2179号) 3面 (10,784,422byte)
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