緞通の色糸で組み紐アクセサリー
2016年04月29日
赤穂土産として販売が始まった「赤穂緞通アクセサリー」
文様によって紺、赤、緑などさまざまな色糸を使用する赤穂緞通には多くの余り糸が出ることが多い。同じ色番でもロットによって微妙に色合いが異なるため、余った糸を継ぎ足しても緞通の材料には不向きという。
同センターでは、そうした余り糸を作家から無償で譲り受け、昨年末からストラップやミサンガなどを試作。取り組みを知った御崎の「かんぽの宿赤穂」が喫茶コーナーの一角を売り場として提供した。
ビーズをあしらったシュシュ(髪留め)、フレームと組み合わせた額飾りなどで販売価格は一品800円〜1200円。「娘への土産にちょうどいい」と買い求める観光客もあるという。
糸を提供しているのは元沖町の緞通作家、井関京子さん(63)=NPO法人「赤穂緞通を伝承する会花工房」代表。5年ほど前から同センターにボランティアとして通う中、「就労支援の一助になれば」と提案したという。
同センターはこれまで弁当製造販売と野菜販売を主に活動しており、サービス管理責任者の濱村亮平さん(35)は「利用者にとって活動の選択肢が増え、就労へのきっかけが広がる」と歓迎。今後は毎週土曜午後を緞通アクセサリーの制作日にあてる。
組み紐を赤穂雲火焼のパーツに通したループタイも近々商品化できそうで、井関さんは「郷土の伝統工芸品を身近に感じてもらえることにもつながれば」と話している。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2016年4月29日(2183号) 4面 (11,356,121byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
海を隔てる柵撤去へ 県が赤穂海浜公園の再整備計画 [ 社会 ] 2023年11月11日治安に顕著な貢献 2署員に「赤穂の警察官賞」 [ 社会 ] 2023年11月10日150周年祝い母校にテント寄贈 [ 社会 ] 2023年10月31日第37代義士娘に小林優芽さん、前田留奈さん [ 社会 ] 2023年10月14日市内運行のバス運賃「200円均一」導入案 [ 社会 ] 2023年10月14日周世の黒枝豆が豊作 21・22日に直売会 商議所役員・議員勤続表彰 梅本副会頭が代表授与 [ 商業・経済 ] 2023年10月02日消防団活動継続した学生を認証 赤穂市が10月から制度 [ 社会 ] 2023年09月27日汚泥を不法投棄 廃掃法に基づき許可取り消し 景気動向調査 回復足踏み 物価高騰へ順応進む [ 商業・経済 ] 2023年09月04日議員報酬「3%アップ」答申案をパブリックコメントへ 千種川で恒例の水生生物調査 市内6地点で採集 「働きたい会社見つかった」高2生ら工場見学 [ 商業・経済 ] 2023年08月19日台風7号 赤穂市内では「被害なし」 [ 社会 ] 2023年08月18日高取峠トンネル要望 相生市との連携「休止」
コメントを書く