タテホ化学が北九州市に新工場
2016年05月26日
タテホ化学工業が北九州市に新設した響灘工場=手前
新工場は同市若松区の響灘臨海工業団地に約35億円をかけて建設。一部2階建て延床面積約8300平方メートルで、従業員数約20人。今年10月の営業開始を予定している。
電磁鋼板用マグネシウムは発電所の変圧器などを製造する上で不可欠な材料で、同社は世界需要の約4割を供給。従来は海水から抽出した苦汁を製塩会社から仕入れて原材料としているが、新工場は海水から直接マグネシウムを生産できる設備を導入した。
新工場の稼働により、苦汁の調達量に影響を受けずに安定した生産が可能になる。赤穂の本社工場は高品質製品の製造に特化。会社全体の生産能力は1・8倍となり、中国や新興国の電力消費拡大を背景に見込まれる需要拡大に対応できるという。
「無尽蔵の海水資源を有効活用し、安定的な供給につなげる」と同社。新工場の技術はリチウム電池や強化ガラスといった分野にも応用できるといい、「産業創出の拠点としても活かしたい」と業務拡大も視野に入れている。
<前の記事 |
[ 商業・経済 ]
景気動向調査 回復足踏み 物価高騰へ順応進む [ 商業・経済 ] 2023年09月04日「働きたい会社見つかった」高2生ら工場見学 [ 商業・経済 ] 2023年08月19日小さじ半分加えるだけ 発泡酒が高級ビールの味に!? [ 商業・経済 ] 2023年08月08日豊作に笑顔 大津スイカ直売会12日と13日 学生らが空き家活用 夏季限定かき氷店 移住の若者2人が栽培 桃とブドウ出荷へ [ 商業・経済 ] 2023年07月15日「赤穂の企業に関心もって」高2生対象 工場見学ツアー TikTokでPR 人気クリエイター起用 [ 商業・経済 ] 2023年07月08日創業目指す短期集中講座「創業塾」 景気動向調査 4期連続で売上回復 [ 商業・経済 ] 2023年06月18日大津の酪農牧場 堆肥保管庫の建設計画 赤穂化成社長・池上良成氏に県功労者表彰 産業振興 ジオマテック赤穂工場 業績好調でライン増設へ [ 商業・経済 ] 2023年05月27日「社会担う一員に」新入社員のつどい 海浜公園に恐竜!? 新アトラクション開設
コメントを書く