関西フィル首席指揮者が直接指導
2016年09月22日
関西フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者の藤岡幸夫氏から指導を受ける市民合唱団
同合唱団は市民の合唱活動振興を目的に赤穂市文化とみどり財団が中学生以上を対象に団員を募集して昨年11月に発足。12歳から92歳までの約120人が集まり、月2回ペースで練習している。
この日の練習会は本番と同じ大ホールで行われた。イギリスをはじめ国内外のさまざまな会場でタクトを振ってきた藤岡氏は「こんなにいいホールがあるとは知らなかった」と音響と雰囲気の良さを賞賛。ジャケットを脱いでTシャツ姿で指揮台に上がり、ベートーヴェン「合唱幻想曲」、唱歌メドレー「ふるさとの四季」を指揮した。
音程やリズムなど技術面だけでなく、「歌にもっと感情を込めて」と時折強い口調で表現力を要求。「海の匂いがぷんぷんするように」「みんな太鼓になったつもりで」などユニークな比喩も使ってコーラスを導いた。
藤岡氏を招いての練習は本番まであと2回予定されている。藤岡氏は「一つ一つの言葉を大切にして歌うように心掛けてほしい。当日は出演者も観客も楽しめる一体感のあるステージにしたい」と抱負を語った。
同公演は11月13日(日)午後3時開演。チケットは一般2500円、高校生以下1000円。Tel43・5144。
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投稿:これからは音楽の街 2016年09月22日コメントを書く