「子ども義士物語」上演へ稽古真剣
2016年11月15日
「子ども義士物語」上演へ向けて劇団員の指導を受けた城西小6年生
校区内に赤穂城跡や義士宅跡など元禄赤穂事件にまつわる遺構が数多い同校では、学年ごとにテーマや目標を設定して義士学習に取り組んでいる。児童劇は6年間の学習の集大成としての位置づけ。保護者や地域の人たちも子どもたちの熱演を楽しみにしている。
今年は10月末にオーディションで配役を決定。エキストラを含めて一人で4役をこなす児童もあり、台詞の暗記に苦労した。稽古を重ねる度に「演じる楽しさや表現する喜びが高まりつつある」(同校)といい、昼休みや休み時間に自主的に練習する様子もみられるという。
ピッコロ劇団は毎年演技指導を協力しており、今年も団員2人が舞台での立ち位置や間合いなどを具体的にアドバイス。見せ場となる殺陣は特に念入りに稽古した。指導した劇団員の山田裕さん(42)は「きょう伝えたことをヒントに、いっぱい練習して、当日は演じることを楽しんで」と励ました。
姫役の山本依千花(いちか)さん(12)は「まずは大きな声を出すこと。手を置く場所とか、細かいところにも気をつけて演じたい」。切腹の場面で浅野内匠頭を演じる下薗裕羅(ゆら)君(11)は「見ている人に無念さが伝わるように。お客さんから大きな拍手がもらえたらうれしい」と気持ちが入っている。
11月25日(金)、城西町の同校体育館で午前10時半開演。Tel42・0698。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2016年11月19日(2207号) 4面 (12,274,224byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
赤穂のまちの絵マップ募集 「夢はなでしこ」サッカー女子募集中 朝ドラ「なつぞら」と赤穂の意外なつながり [ 文化・歴史 ] 2019年07月20日山鹿素行のお話(2)山鹿素行先生の生い立ち [ 文化・歴史 ] 2019年07月20日DVD「赤穂の獅子舞」第2巻完成 [ 文化・歴史 ] 2019年07月19日「肌」「叫ぶ」など7課題で川柳募集 「タイガーマスク」から太鼓演奏プレゼント 発掘成果一堂に 弥生人の骨も初公開 [ 文化・歴史 ] 2019年07月13日仲間と完泳目指してチャレンジ [ 子供 ] 2019年07月13日山鹿素行のお話(1)赤穂城本丸手前の素行先生銅像 [ 文化・歴史 ] 2019年07月06日日本画の山本美佐子さん 西宮市展で最高賞 [ 文化・歴史 ] 2019年07月05日子どもを伸ばす「リフレーミング」 [ 子供 ] 2019年07月03日自然の風合い素朴な美 竹細工展 [ 文化・歴史 ] 2019年07月02日日本遺産認定を祝う横断幕 [ 文化・歴史 ] 2019年06月30日部活削減の赤穂中 高学年児童に入部希望調査へ
コメントを書く