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秦河勝の末裔・東儀俊美氏が神楽奉納

 2008年10月10日 
祖先をまつる大避神社で神楽を奉納することになった東儀俊美氏
 国選択無形民俗文化財に指定されている坂越・大避神社の「船渡御祭」は10月11日(土)・12日(日)に行われる。祭神・秦河勝の末裔とされる楽師の東儀俊美氏(79)が来穂。神楽奉納で祖先の霊を慰める。
 東儀家は四天王寺派楽家の一つで、秦河勝の子孫といわれている。俊美氏は宮内庁式部職楽部で首席楽長を務めた経歴の持ち主で日本芸術院会員。昭和天皇の大喪の礼や伊勢神宮の遷宮などでも奏楽した。平成13年には同神社へ絵馬を奉納している。
 今回の来穂は「先祖ゆかりの神社で神楽を奉納したい」との東儀氏からの申し出がきっかけ。当日は雅楽師7人が和琴(わごん)、篳篥(ひちりき)などを奏でる中、一人舞の神楽「人長舞」を奉納する。
 午前10時から同神社拝殿。観覧自由。生浪島堯宮司(65)は「一流楽師の舞を目にする貴重な機会。河勝公の遺徳を偲んでもらえれば」と話している。
 雅楽師7人は午後からの船渡御祭にも参加。楽船に乗って奏楽し、荘厳華麗な祭礼を演出する。
 問合せは同神社Tel48・8136。(写真は東儀俊美氏)
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掲載紙面(PDF):
2008年10月11日(1816号) 1面 (9,101,879byte)
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