生きた教材で理科に関心
2017年06月30日
ジャコウアゲハを観察する児童たち
高雄地区にはジャコウアゲハの幼虫が餌とするウマノスズクサが自生。3年前から地域の除草作業で刈り取らずに残すようにしたところ、昨年から幼虫やサナギを見かけるようになったという。調査観察を続けている南野中の木村繁之さん(81)は今年3月、1カ所で20個のサナギを確認。大半が風で飛ばされたり天敵の蜂にやられたりしたものの、2割が羽化した。
ジャコウアゲハは春、夏、秋と年3回の繁殖期がある。保全に取り組む地元の尼子公一さんと山下一之さんは「子どもたちに地域の豊かな自然に関心を持ってほしい」と高雄小へ幼虫とサナギ、成虫をこのほどプレゼント。理科でチョウの生態を学ぶ3年生の教室に置き、これまでにサナギ一つが羽化した。
「幼虫は『気持ち悪い』と思ったけど、きれいなチョウチョになった」と中村璃優斗(りゅうと)君(8)。釜増めぐみさん(8)は「教科書の写真で見るよりも飛んでいるチョウはきれい」。担任の坂本哲也教諭(27)は「“生きた教材”で子どもたちが理科に興味を持つきっかけになっています」と成果を話した。
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掲載紙面(PDF):
2017年7月1日(2237号) 4面 (11,690,634byte)
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コメント
矢野川沿いの土手には、食草であるウマノスズクサは豊富にある。
いかんせ、環境整備のために、刈り取られることが多く、チョウの飛翔はあまり見られない。
刈り取る時期とか、火入れを止めるとかすれば、潤いのあるまちになるのでは。
ふとしたことで、残すことが出来ないかと言ってみたところ、ここは、姫路市ではないと言われたのには、驚いた。
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投稿:三猿 2017年07月04日コメントを書く