「女・女・女展」30回記念展 31日まで
2018年03月29日
節目の第30回を迎えた「女・女・女展」出品者のみなさん
40歳代から80歳代までの30人が風景や静物などをモチーフに多彩な作品を出品している。今回が30回目の記念開催。第1回から続けて出品している人もあり、「絵が好きな女性同士、仲間がいたから続けてこられた」と節目の開催を喜び合った。
初めての開催は昭和63年。当時駅前西通りにあった喫茶ラタンを会場に10人ほどが作品を飾った。「気軽に参加してもらえるように」と、あえて小品に限定。回を重ねるごとに出品者が増え、作品が会場に入りきらないため前後期に分けて開催したこともあった。
日頃は各地域の公民館サークルで活動している人や、個人で創作に取り組む人などさまざま。第1回から参加している宮前町の根来貞美さん(85)は「絵を描くことが好きなみなさんに会える。年に一度の楽しみです」と話す。中広の佐竹壽子さん(73)は「女・女・女展」を見たことがきっかけに、結婚後に遠ざかっていた絵画制作を再開。赤穂市美術展で市長賞を受賞した。
世話人代表の堂本たみ子さん(78)=有年横尾=は「子育てや親の介護など、悩みや苦労を抱える人もあると思いますが、女性同士だから分かり合えて、励まし合えたこともある」といい、「これからも回を重ねていきたい」と語った。
4号から20号まで油彩画、水彩画、日本画など。テーマ作品「時を刻んだもの」と自由作品の計55点が並ぶ。3月31日(土)まで1階展示室で午前9時〜午後3時半。
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掲載紙面(PDF):
2018年3月31日(2272号) 1面 (13,077,582byte)
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[ 文化・歴史 ]
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