「チョウの餌見つけて」市民有志が情報募集
2018年04月26日
ウマノスズクサの標本画Ⓒ大多和鐘三
南野中の木村繁之さん(82)=南野中=は尼子公一さん(73)=高雄=、山下一之さん(71)=木津=と協力して高雄地区に生息するジャコウアゲハの生態を研究。羽化率などをまとめた報告書を今年1月に刊行し、日本蝶類科学学会から「新知見で非常に貴重」と評価された。
ジャコウアゲハの幼虫はウマノスズクサしか食べない習性で、ジャコウアゲハの繁殖を促すには、ウマノスズクサの保護が不可欠。高雄地区のジャコウアゲハも、木村さんたちの呼び掛けで地元自治会が草刈り時に自生地を刈り残すようにしたことで個体数が増加した。
ウマノスズクサは、つる性の多年草。原野や土手などに生え、葉はハート形で先がとがっている。これまでの調査で、赤穂市内では高雄地区以外に坂越、有年地区の河川堤防や線路法面などで自生が確認されている。木村さんによると、「水はけがよく、あまり人の手が加わっていないところ」が多いという。
「生い茂った雑草の中に交じって見つけにくい場合が多いが、もし、気付いたら連絡ください」と木村さん。TEL43・4517。
<前の記事 |
関連サイト:
【関連記事】さなぎ観察調査で初の研究例
掲載紙面(PDF):
2018年4月28日(2276号) 3面 (6,673,243byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ お知らせ ]
創業目指す短期集中講座「創業塾」 前赤穂市老連会長の有吉一美さん死去 [ お知らせ ] 2023年06月23日加藤茶さん妻の綾菜さんも講師 市民福祉講座 [ お知らせ ] 2023年06月16日第158回赤穂ふれあい囲碁の結果 [ お知らせ ] 2023年06月12日来春採用市職員 職務経験者は今年度中採用可 親子で学ぶ防災ワークショップ 受講者募集 赤穂民報主催・第39回習字紙上展の出品規定 第157回赤穂ふれあい囲碁の結果 [ お知らせ ] 2023年05月14日市民総合体育祭 21日に開会式とスポーツフェス ラジオ体操教室も 海浜公園フォトコン インスタで作品募集 [ お知らせ ] 2023年05月08日低所得子育て世帯へ給付金 児童1人に5万円 コロナワクチン 赤穂市が追加接種計画 わらじの作り方を伝授 「手作り文化伝承の会」が講習会 優良運転者の表彰申請受付 [ お知らせ ] 2023年05月01日日本計算技能連盟 第55回珠算検定合格者 [ お知らせ ] 2023年04月30日
コメント
赤穂市でも、生息地の保全に努力されてることに喜びを感じます。
あと、どのように展開されるのか。
小生の知りうる情報を提供させてもらいますで、お役に立てて下されば幸いです。
赤穂市内には、ウマノスズクサとホソバウマノスズクサの2種が食草となっています。
ホソバウマノスズクサは、横尾にあり、少ないながらも蝶も発生しています。
ウマノスズクサは、矢野川の土手に、広く分布していて、蝶も少なからず発生しています。
今、国道2号線の拡幅工事で、生息地が消滅していくところがあります。
国土交通省等とも、話し合いましたが、ランクが低いので保護の対象にはなっていませんでした。
適当な移植地などがあれば、ここの食草をもらい受けることは可能ですので、検討されてみてはいかがですか。
0 0
投稿:赤卒 2018年05月02日コメントを書く