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産廃処分場計画阻止へ3地域タッグ

 2018年06月28日 
 千種川の上流部で計画がある産廃最終処分場建設の阻止に向けて、同川を上水道の水源とする住民同士で地域を越えた連携を図ろうと、「産業廃棄物最終処分場建設反対赤穂市民の会」と「上郡産廃問題対策協議会」は26日、姫路市家島町の自治会役員と会談。今後も相互に連携して活動することで合意した。
 家島町の上水道は昭和59年に完成した海底送水管で赤穂市から供給されており、水源となる千種川の水質には関心が高い。西有年の山林で東洋開発工業所(大阪府豊能町)が計画している産廃最終処分場の予定地は取水口の上流部にあたり、2年前に上郡の市民団体が実施した反対署名活動にも多くの町民が署名した。
 会談は同町在住の坂本学・姫路市議の仲介で姫路市役所で行われ、赤穂と上郡から役員5人が出席。家島町坊勢地区連合自治会の小林一春会長と面談した。出席者によると、小林会長は「産廃処分場は一つ認めると際限なく次々と計画していくものなので決して認めてはならない」との考えなどを示し、自治会として計画に反対する意思を表明するために、姫路市長に文書を提出する予定があることを明かしたという。
 会談後には今里朱美議長にも面会し、運動に対する激励を受けた。「市民の会」の沖知道会長(赤穂市自治会連合会長)は「家島のみなさんも計画に強い危機感を持っていることがわかった。水源の安全性を守るために、計画阻止へ向けて今後も連携していきたい」と話した。
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掲載紙面(PDF):
2018年6月30日(2283号) 1面 (8,925,467byte)
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