国展写真部で初の奨励賞
2019年06月08日
佐々木英明さんの受賞作「エピローグ」
受賞作のモチーフは、うち捨てられた白いビニール袋。昨年11月下旬、被写体を求めて街中を歩いていたとき、赤穂城の堀に浮かんでいるのを見つけ、シャッターを切った。薄汚れ、しわがついた袋に寄り添う落ち葉が悲哀感を引き立てている。「エピローグ」とタイトルをつけて応募した。
国展は42歳の初応募から昨年まで10年連続で入選。3年前から「捨てられたものの『声なき声』がアートにならないか」と漂着物やごみを主題とした作品に取り組んでいる。
「すぐれた写真家たちの作品には名画にも引けをとらないインパクトがある」と写真の魅力を語る佐々木さん。「自分も経験を重ねて、50年後、100年後に見た人が共感してもらえるような写真を撮りたい」と話す。
佐々木さんの受賞作は国展大阪展(6月11〜16日、大阪市立美術館)で展示される。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2019年6月8日号(2328号) 4面 (9,171,964byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 文化・歴史 ]
女性たちの絵画展「女・女・女展」22日から [ 文化・歴史 ] 2023年09月17日西国街道・有年峠「地域の歴史名所へ」住民ら整備 芸大院生が故郷で個展「琉球に海あり」 [ 文化・歴史 ] 2023年09月15日伊能忠敬泊まった「止宿」どこ? 福浦で16日講演会 「古代国家と渡来文化」テーマ 受講者募集 [ 文化・歴史 ] 2023年09月05日「歌って踊ってウキウキ」ミュージカル体験楽しむ [ 文化・歴史 ] 2023年08月28日高校生ポスターコン 廣田一翔君が奨励賞 [ 文化・歴史 ] 2023年08月13日県展2023 4部門7人が入賞・入選 [ 文化・歴史 ] 2023年08月09日第38回赤穂市美術展 絵画、書など作品募集 歴史研究講座『忠臣蔵よもやま』先着90人受付 第39回赤穂民報習字紙上展の入賞者 祖父と孫の作品競演 「長安義信VS雅山」展 [ 文化・歴史 ] 2023年07月29日昔懐かしい「赤穂の民話」に耳傾ける [ 文化・歴史 ] 2023年07月02日「夏至」恒例の「お田植え祭」 32年ぶり刷新 高取峠「早かご像」
コメントを書く